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日経VI:低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず


日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は29日、前日比1.76ポイント低い22.31に低下した。これは前日比で7.31%の低下を示しており、市場の警戒感が広がっていないことを反映している。米国株式市場が休場だったため、東京市場の手掛かりは乏しかったが、円高・ドル安が進行した。しかし、日経平均株価は38000円近辺で下げ止まり、下値の堅さが意識された。これにより市場のボラティリティ高騰への恐れは減り、日経VIは昨日の水準を下回っている。通常、日経VIは日経平均株価が急落すると上昇し、その後は20から30の範囲に回帰する傾向がある。

*16:35JST 日経VI:低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は29日、前日比-1.76(低下率7.31%)の22.31と低下した。なお、高値は24.68、安値は22.31。昨日の米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。外為市場で円高・ドル安方向への動きとなったことが警戒された。一方、現物の日経平均が下値支持線として意識される38000円近辺で下げ止まり、下値は堅いとの見方が強まり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは大きく広がらず、今日の日経VIは概ね昨日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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