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米国株見通し:伸び悩みか、決算発表にらみ


28日の米株式市場では、主要3指数が堅調に推移したものの、29日は決算発表にらみで伸び悩む可能性がある。先物市場ではS&P500とナスダック100の先物が下落。金利の底堅さが売りにつながる可能性があり、ハイテク関連の決算発表前に購入が慎重になるだろう。中東情勢の緊張が和らいで買戻しもあるが、トランプ前大統領の再出馬への警戒感が上値を抑えている。マクドナルドやファイザー、シスコなどの業績が市場の焦点となり、アルファベットの決算が注目されている。

*13:59JST 米国株見通し:伸び悩みか、決算発表にらみ (13時30分現在)

S&P500先物      5,856.00(-5.50)
ナスダック100先物  20,482.00(-15.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は52ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


28日の主要3指数は堅調。序盤のプラスを維持してナスダックは3日続伸、S&Pは反発、ダウは273ドル高の42387ドルと6日ぶりに上向いた。この日は具体的な手がかりが乏しいなか、足元の強い経済指標でソフトランディングへの期待が続いた。また、金利高は抑制され、自律反発狙いの買いが相場をサポートしている。ただ、主力ハイテクの決算発表を控えIT関連への過度な買いは抑制され、一段の上昇は抑えられた。


本日は伸び悩みか。イスラエルによるイランに対する報復攻撃が現時点で限定的だったとみられ、過度な懸念の後退による買戻しが先行。ただ、大統領選に向け、共和党候補のトランプ前大統領の返り咲きを警戒した売りが引き続き上値を抑える見通し。決算発表のマクドナルドやファイザー、シスコなど有力企業は業績次第だろう。ハイテク関連は引け後のアルファベットの業績が注目され、内容を見極めようと動意は薄いとみる。



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