米国株見通し：世界的な景気減速懸念はやや後退

S&P500先物　 　 　 　2889.00（+ 8.50）　（17:45現在）
ナスダック100先物　　7585.75（+32.50）　（17:45現在）

　17時45分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は堅調推移。NYダウ先物は50ドル高ほどで推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比1.40ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、8日の米株式市場は買い優勢で始まりそうだ。

　本日発表された中国の7月貿易統計で、輸出の伸びが予想外のプラスとなり、輸入の落ち込みも縮小したことを受けて、世界的に景気減速が広がることへの懸念はやや後退するとみられる。ただ、米中対立が激化・長期化する可能性への警戒は根強く、引き続き株式市場への大きな重しとなろう。NY原油先物は、サウジアラビアが原油安に対応検討との憶測などから買い優勢の展開が見込まれる。

　本日発表となる米国の経済指標は、先週分新規失業保険申請件数と卸売在庫改定値。なかでも新規失業保険申請件数は前回並みの予想だが、改善傾向は維持されることから、株式市場にはややポジティブな材料になる可能性がある。決算発表は、ウーバー、バイアコム、CBSなどが予定されている。



＜KK＞