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前場に注目すべき3つのポイント~国内政策期待が高まりやすいところ


12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:国内政策期待が高まりやすいところ
■前場の注目材料:鳥貴族、18年7月期営業利益15.4%増、今期3.7%増の17.44億円を見込む
■ファナック、米に新拠点、ロボシステム組み立て、倉庫や評価機能


■国内政策期待が高まりやすいところ

13日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開となろうが、下値の堅さは意識されそうである。12日の米国市場はまちまちながらも、米国が中国に新たな通商交渉の実施を提案していることが報じられたことが安心感につながっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の22645円だった。円相場は1ドル111円20銭台で推移している。

注目されていたアップルの新作発表会は、概ね事前観測通りにiPhoneやApple watchの新モデルが発表されたこともあり、反応は限られている。前日に大きく売られていたマイクロン・テクノロジーは、この日も4%を超える下落となっており、半導体株への手掛けづらさが意識される。もっとも、AMDは7%を超える上昇となるなど、半導体関連には選別色が強まることになりそうだ。

また、先物市場では週末に控えている先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)に伴うロールオーバー中心の売買であるが、建玉ベースではTOPIX先物に続き、前日に225先物も限月が逆転しており、順調にロールが進んでいる状況であろう。波乱の展開は考えづらく、また日銀は今月5回目(8月は2回)のETF買い入れを行うなど、波乱展開の中での下値支えとしては安心感につながろう。

こう着ながらも下値の堅さが意識されるようであれば、個人の売買も盛り返してくる可能性もあり、需給懸念が意識される中小型株への見直しも意識しておきたいところ。また、昨日は中小型株の弱さが目立っていたが、上方修正ながら地合いに押される格好の中小型株などは、イレギュラー的に下げている面もあるため、冷静に押し目を拾っておきたいところである。


■鳥貴族、18年7月期営業利益15.4%増、今期3.7%増の17.44億円を見込む

鳥貴族<3193>は12日、2018年7月期決算を発表。売上高は前期比15.8%増の339.78億円、営業利益が同15.4%増の16.81億円だった。営業利益は従来計画の15.07億円を上回っての着地。19年7月期の営業利益は前期比3.7%増の17.44億円と成長鈍化が意識されそうだが、コンセンサスは16.80億円程度と減益を見込んでおり、再評価が意識されそうだ。


■前場の注目材料

・NYダウは上昇(25998.92、+27.86)
・VIX指数は下落(13.14、-0.08)
・米原油先物は上昇(70.37、+1.12)
・シカゴ日経225先物は上昇(22645、大阪比+25)
・好調な企業業績
・NTT<9432>、自社船舶で復旧支援、発電機など積み出航
・デンソー<6902>、FA・半導体、買収・追加投資


・ファナック<6954>、米に新拠点、ロボシステム組み立て、倉庫や評価機能
・クボタ<6326>、不適切検査、圧延ロール成績書に異なる数値


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・11:00 東京オフィス空室率(8月)  2.58
・11:30 首都圏マンション発売(8月)  -12.8%

<海外>
・10:30 豪・失業率(8月) 5.3% 5.3%




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