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日経平均は15年5月半ばからの12連騰に続く10連騰【クロージング】


16日の日経平均は10営業日続伸。100.38円高の21255.56円(出来高概算18億株)で前場の取引を終えた。13日の米国市場は、9月の消費者物価指数が予想を下回り、追加利上げ観測がやや後退したほか、小売売上高も前月から大きく改善し買いが先行。原油相場の上昇も好感された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の21240円となるなか、これにサヤ寄せする格好から、日経平均は連日で年初来高値を更新した。指数インパクトの大きいソフトバンクG<9984>が強含みで推移するなか、前場半ばには一時21347.07円まで上げ幅を広げる場面をみせている。

その後は北朝鮮情勢への警戒などもくすぶるなか、21250円処でのこう着が続いた。セクターでは鉄鋼、保険、証券、銀行、石油石炭、鉱業が堅調。半面、非鉄金属が終日冴えなかったほか、空運、繊維、輸送用機器が小安く推移。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1200を超えており、全体の6割近くを占めている。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、ファナック<6954>が指数をけん引。

日経平均は2015年5月15日から6月1日の12連騰に次ぐ10連騰となった。過熱感を警戒する向きがあるものの、インデックスに絡んだ上昇であり、個別材料株などは高安まちまちだった。良好な需給状況のなか、過熱感のみでは売り込みづらいところであろう。また、北朝鮮情勢に関する報道から防衛関連の一角が動意をみせていたが、他の銘柄への利食いは強まらなかったことも、安心感につながったようである。

とはいえインデックスに絡んだ商いの他は、過熱警戒感からの利食いは出やすいと考えられる。一方で売られ過ぎの銘柄等へは、出遅れ修正を意識した押し目拾いの動きが出てくる可能性はあろう。



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