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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:新たな材料にマネーゲームが活発化


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年6月13日9時に執筆

6月相場入りしてからの東京市場は日経平均で20000円を回復して以降もその水準を維持しながら推移している。地政学リスクを警戒し買いの手を引っ込めていた5月とは異なり、投資家の朝鮮半島情勢に対する見方も落ち着いてきたようだ。

昨日の東京市場は日経平均こそ反落していたが個別材料株には積極的な買い参戦者が入り乱れ、短期資金の受け皿がかしこに芽生えている。

先週は一部報道で次世代有力投資案件である「5G」が伝えられるとそれに絡み「5G関連株」としてアンリツ<6754>やアイレックス<6944>といった通信・関連ソフトを手がける銘柄が出来高を膨らませ急伸するなど投資家の反応がより積極的なっている。

AIやIoT関連株の物色に食傷気味の個人投資家にとってはうってつけの新顔登場は大歓迎のはずだ。5G関連株についてはこの先も人気テーマの一角を占める素地がありそうだ。

その他、ゲーム株にも火のつく銘柄が出てきた。モブキャスト<3664>しかり、7日にストップ高となったアカツキ<3932>しかり。ここでの過熱感は材料株にとって必要条件とも言え、「上がるから買う、買うから上がる」のリズムが心地よい6月相場になってきた。

もはや「IT」という単語さえ時代遅れ感が漂うほど技術革命の進歩は急だ。「AI」であり「IoT」の分野に対する投資・提携話が一段と新聞紙面を賑わせている。先日はソフトバンクがロボット開発ベンチャーのプレンゴアロボティクス(大阪市)と、「AIスピーカー」で提携するとの記事が目にとまった。

株式投資をしていれば新技術に関する事は「早耳」であるはずなのに、「AIスピ−カ−」は恥ずかしながら知らなかった。記事によれば「ポスト・スマホの本命と目される」とまで紹介されているではないか。材料株物色が派手になる一方で、材料の持つ将来性や可能性を十分に吟味することなく値動きのみに魅了され「飛び乗り・飛び降り」を繰り返すリスクの売り買いに傾注しすぎると痛い目にあうことは十分注意したい時である。

個別株では、グーグルからパートナー企業として紹介されたとの思惑から買い人気が過熱するピクセラ<6731>、AI事業の取り組みに見直し買いが入りはじめているシグマクシス<6088>、人手不足感が強い小荷物運送市場にビジネスチャンスを見出すファイズ<9325>などが人気を集めそうだ。


執筆者名:兜町放浪記
ブログ名:兜町放浪記




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