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香港、「白服集団」が再び市民を襲撃 背後に中国出先機関の影



香港では「逃亡犯条例」改正案をめぐって、大規模なストや各地で集会が行われた5日夜、市民が再び白い服を着た集団に襲撃された事件が起きた。目撃者の話によると、市民らの反撃を受けて、集団の一部の人が中国当局の出先機関と関連する団体の事務所に駆け込んだ。

同日午後8時頃、多くの抗議者が香港島北部にある北角(ノースポイント)の幹線道路の英皇道から渣華道に向かって抗議活動を行った。この際、長い木の棒を持った白い服の集団が突然現れて、抗議者を棒で叩き始めた。中には他の色のTシャツを着た人もいたが、集団は総勢30人ほどで、20~40代とみられる。

ネット上に投稿された動画には、一部の抗議者が暴行を受けて、頭から流血している様子が映っていた。これを見た他の抗議者が激怒し、暴徒から奪った棒で叩き返したり、障害物を投げたりして反撃した。圧倒的に人数の多い抗議者を前に、白服集団は逃げ始めた。一部の人が、明園西街にある「香港第一青年会義工団」に逃げ込んだのを目撃した。

「香港第一青年会義工団」は南少林拳術などの教室を展開する団体だ。昨年1月設立した際、中国の出先機関「中央政府駐香港特別行政区連絡弁公室(中連弁)」と近い関係にある団体、「北角羅山派体育会」から祝辞が送られていた。当時、ネットユーザーは、両団体が福建省出身の暴力団だと強く非難した。

北角羅山派体育会も、南少林拳術や獅子舞などの教室を開いており、2年前に創設された。創設イベントで、中国の全国人民政治協商会議の陳聡総・委員、中連弁文化部の陳亜瓊・副部長、福建省人民政治協商会議の施維雄・委員らが参列した。

香港紙・蘋果日報6日付によると、襲撃事件が起きた現場で「白服の人は福建幇(福建出身者グループ)という暴力団のメンバーだ」と話す市民がいた。

(翻訳編集・張哲)



【ニュース提供・大紀元】




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