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中小型株や低位材料株などでの短期的な値幅取り狙い


*08:32JST 中小型株や低位材料株などでの短期的な値幅取り狙い  22日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。21日の米国市場はNYダウが152ドル安、ナスダックは72ポイント安だった。米連邦準備理事会(FRB)が公表した7月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に加えFRB高官のタカ派発言、製造業PMIや中古住宅販売の予想外の改善で年内の利下げ期待が後退した。また、ウォルマートが決算を受けて大幅に下落し、NYダウの重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比40円高の42650円。円相場は1ドル=148円30銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時42510円まで売られる場面もみられたが、42500円接近では底堅さがみられており、直近の大幅な下落に対する自律反発も意識されそうである。ただし、ボリンジャーバンドの+1σが抵抗となるほか、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控えるなかでは、リバウンド狙いの買いも強まらないだろう。全体としては持ち高調整の動きが中心になりそうだ。

 円相場は1ドル=148円台とやや円安に振れて推移しており、自動車株などには買い戻しの動きが入りそうである。ハイテク株についても持ち高調整の流れから買い戻しは意識されやすいものの、トランプ政権による半導体関税の行方が不透明であり、慎重姿勢は崩せないだろう。足もとでソフトバンクG<9984>の利益確定に伴う売りが強まっているが、直近安値水準の14500円辺りで下げ渋る動きをみせてくるようだと安心感につながり、先物市場でのショートカバーに向かわせそうである。

 パウエルFRB議長は講演で今後の利下げ方針を述べるとみられている。9月の利下げを織り込んでいる米国市場は足もとで調整をみせているが、発言内容次第で大きく荒れる可能性もあるため、積極的な売買は手控えられる。そのため中小型株や低位材料株などでの短期的な値幅取り狙いの商いに向かわせそうだ。日経平均株価のボリンジャーバンドの+1σは42735円辺りに位置する。同水準での戻りの鈍さがみられるようだと、売り仕掛け的な動きが強まる可能性は意識しておきたい。

<AK>
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