NY連銀のウィリアムズ総裁などが、小幅な利下げの選択肢も存続することを示唆すると、一時下げに転じる場面もみられた。ただ、原油先物相場の下落を受けたソフトランディング期待から主力株を中心に買い戻す動きとなったほか、人工知能(AI)の強い需要期待からエヌビディアなどハイテクが買われ、相場をけん引する形になった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比415円高の39375円。円相場は1ドル148円20銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行することになりそうだ。米国ではアップル
また、日経225先物はナイトセッションで一時39520円まで買われる場面もみられ、日中比450円高の39410円で終えた。開始直後に38830円まで売られたが、ボリンジャーバンドの+1σが支持線として意識されていた。日経平均株価も前日の調整で+1σまで下げており、同水準からのリバウンドが意識されやすいだろう。
ただし、中東情勢の緊迫化から積極的な上値追いの動きは、期待しづらいところである。朝方はインデックスに絡んだ商いから幅広い銘柄が買われることになりそうだが、次第に物色対象は絞られてくるだろう。買い一巡後はこう着感が強まる可能性があるなか、ハイテク株の押し目狙いのほか、政策に絡んだテーマ性のある銘柄での短期的な値幅取り狙いのトレードが中心になりそうだ。また、9日の米国では米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表される。翌10日には9月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることもあり、結果を見極めたいところでもある。
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