日経平均は309円安でスタート、NY株安と111円台への円高進行を嫌気した売り先行に

[日経平均株価・TOPIX（表）]

日経平均;19146.62;-309.26TOPIX;1540.26;-23.16

[寄り付き概況]

　日経平均は大幅に3日続落してスタートした。21日の米国市場でNYダウは237ドル安と今年最大の下げ幅となった。前日にFBI（連邦捜査局）長官がロシアによる米大統領選介入疑惑を巡り、トランプ政権との繋がりを捜査していることを認めたほか、オバマケアの廃止を含む医療保険関連法案で共和党内の調整が難航していることなどから、政権運営の先行きに対する懸念が強まった。為替市場でも1ドル＝111円台半ばまで円高が進む場面があり、東京市場ではこうした流れを受けて日経平均が300円を超える下落となっている。

　売買代金上位では、三井住友<8316>、三菱ＵＦＪ<8306>、みずほ<8411>といったメガバンク株や、トヨタ自<7203>、富士重<7270>といった自動車株、その他ソフトバンクＧ
<9984>、ファナック<6954>などが揃って軟調。第一生命ＨＤ<8750>は4％超安と大幅続落している。一方、ＮＴＴ<9432>は小幅ながらプラスとなっている。本日、東証1部に再上場したマクロミル<3978>は公開価格を4％下回る初値を付けた。

　セクターでは、全33業種がマイナスとなり、保険業、銀行業、証券、鉄鋼、輸送用機器が下落率上位となっている。

＜SK＞