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9日のNY市場は下落


9日のニューヨーク市場はダウ平均とナスダックが共に下落して終わりました。ダウ平均は地政学的リスクの高まりから240.59ドル安の44,401.93ドル、ナスダックはエヌビディアの株価下落が影響し123.08ポイント安の19,736.69となりました。FRBの追加利下げや中国の景気支援への期待が一時的に市場を押し上げたものの、シリアの政権崩壊に伴うリスクが売りを誘い、最終的には下落しました。CMEの日経225先物は大阪日中比で110円高の39,320円となっています。ADR市場では、トヨタ自動車などの銘柄が上昇する一方で、日本電産や三井住友金融グループなどが下落しました。全体としては控えめな買い優勢でした。

[NYDow・NasDaq・CME(表)]

NYDOW;44401.93;−240.59
Nasdaq;19736.69;−123.08
CME225;39320;+110(大証比)

[NY市場データ]

9日のNY市場は下落。ダウ平均は240.59ドル安の44,401.93ドル、ナスダックは123.08ポイント安の19,736.69で取引を終了した。過去最高値付近でのもみ合いで、寄り付き後、まちまち。ダウは連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げや中国の景気支援計画への期待に一時買われたが、シリアのアサド政権崩壊などを受けた地政学的リスクを警戒した売りに押され、下落に転じた。ナスダックも利益確定売りに加え、半導体のエヌビディア(NVDA)の下落が重しとなり指数を押し下げ。相場は終盤にかけて、下げ幅を拡大し、終了した。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪日中比110円高の39,320円。ADR市場では、対東証比較(1ドル151.24円換算)で、豊田自動織機<6201>、本田技研工業
<7267>、トヨタ自動車<7203>、東京海上HD<8766>、小松製作所<6301>などが上昇した一方で、日本郵政<6178>、ゆうちょ銀行<7182>、日本電産<6594>、SMC<6273>、三井住友FG<8316>などは下落し、全般やや買い優勢となった。
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