流通経大と流通経大柏高のサッカー部が19日、千葉・柏市内で、合同記者会見を行った。大学のプロ内定者6人とフィジカルコーチ、高校の内定者2人のうち1人が参加し、意気込みを語った。
9チームから興味を示された中で、浦和レッズへの加入を決めたDF根本健太(22)は「開幕スタメンをとれるように頑張りたい」と誓った。千葉・東京学館高時代は無名だったが、大学で急成長を遂げた。後ろからのコーチングなどの課題はあるが、184センチの高さを生かしたヘディングと左足のロングフィードが武器だ。
憧れの選手は、大学からプロで同じルートをたどり、今季限りで現役を引退した宇賀神友弥(36)。「熱量、人間性、全てをまねしないといけない方。それはずっと思っています」とうなずいた。複数クラブからの争奪戦の中でも、浦和に決めた理由について「自分の得意とするプレーが一番出しやすかった」。監督やスタッフ、選手の距離感が近く、なじみやすかったという。
流通経大柏からMF亀田歩夢(18)が来季J2に昇格するカターレ富山に加入する。168センチ、58キロと小柄だが、抜群のサッカーセンスとドリブル、技術力で高い評価を受ける。J1王者のヴィッセル神戸やJ2水戸ホーリーホックなどからも関心を示された逸材で、好きな選手は元ブラジル代表MFのロナウジーニョ。「会場をわかせる選手が好きなのでそういう選手になりたい」と力を込めた。
28日に開幕する第103回全国高校サッカー選手権大会を控え「コンディションが良いので楽しみです」。初戦となる31日の2回戦佐賀東戦に向けて調子を上げている。
ファジアーノ岡山内定のMF藤井海和(21)、柏レイソル内定のMF中島舜(22)、J3松本山雅FC内定のFW渡辺乃斗(22)、J3アスルクラロ沼津内定のMF川村悠祐(21)、シンガポールリーグ1部のアルビレックス新潟・シンガポール内定DF小沢希海(21)、J2ブラウブリッツ秋田のフィジカルコーチに就任する高橋延寿(23)も参加した。湘南ベルマーレ内定の流通経大柏のDF松本果成(17)は体調不良のため欠席した。【佐藤成】