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日経平均は4日ぶりに反発、半導体株の上昇が下支えに


日経平均は4日ぶりに反発し、前場の取引を37881.70円(前日比+0.73%)で終えています。この上昇は、米国市場での大幅な上昇や円安を受けて、東京市場が買い優勢で取引を開始したことによるものです。特に、米国での半導体株の上昇を受け、日本の半導体関連銘柄であるディスコ、東京エレクトロン、スクリーンHDなどが値を上げました。また、円安もあり、トヨタやスズキ、SUBARUなどの自動車株も上昇しました。しかし、銀行株や防衛関連株は弱い動きを見せています。市場の流れとして、今週の配当権利付き最終売買日を前に、一部の高配当銘柄が買われやすい状況ですが、銀行株が売られTOPIXは相対的に弱い動きとなっています。日経平均は買い一巡後、38000円台を割り込んだものの、後場は37800円前後で推移する見込みです。

*12:11JST 日経平均は4日ぶりに反発、半導体株の上昇が下支えに  日経平均は4日ぶりに反発。前日比273.21円高(+0.73%)の37881.70円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えている。

 24日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は597.97ドル高の42583.32ドル、ナスダックは404.54ポイント高の18188.59で取引を終了した。トランプ政権が4月2日に発動を計画している「相互関税」を巡り従来警戒されていたような広範な本格的グローバル関税ではなく、一部の国や地域が除外されるなど焦点を絞ったものになるとの報道を受け安心感が広がり、寄り付き後、上昇。3月サービス業PMIも予想外に上昇し、景気悪化懸念が後退したことも支援材料となり、続伸した。ハイテクの買戻しも続き、相場は終日堅調に推移し、終盤にかけ上げ幅を拡大し終了。

 米国株の大幅高や為替の円安を材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は38000円台を回復してスタートした後は、値がさ半導体株の上昇を受けて38115円まで上昇した。買い一巡後は上値が重くなり38000円台を割り込んだが、円安を下支えに37800円台で前場の取引を終えた。

 日経平均採用銘柄では、米半導体株が上昇したことで、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、スクリーンHD<7735>など半導体株が上昇。また、1ドル150円台回復などを受けてトヨタ自<7203>、スズキ<7269>、SUBARU<7270>など自動車株も買われた。このほか、フジクラ<5803>、三菱地所<8802>、良品計画<7453>、TDK<6762>、ミネベアミツミ<6479>などが上昇した。

 一方、先週まで強かったりそなHD<8308>、コンコルディア<7186>、千葉銀行<8331>、みずほ<8411>、しずおかFG<5831>、三菱UFJ<8306>など銀行株が弱い。また、三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>、IHI<7013>など防衛関連もさえない。このほか、ヤマハ<7951>、7&iHD<3382>、カナデビア<7004>などが下落した。

 業種別では、精密機器、非鉄金属、不動産、石油・石炭、ガラス・土石などが上昇した一方、電気・ガス、銀行、水産・農林、ゴム製品、金属製品などが下落した。

 今週は27日に権利付き最終売買日を迎えることから、相対的に高配当・優待銘柄が買われやすくなると考えるが、本日は時価総額が大きい銀行株が総じて売られているため、TOPIXが相対的に弱い。一方、先物市場では、配当落ちに絡んだ先物買いが225先物、TOPIX先物に入ることで需給面は良好と考える。日経平均は38000円が壁になりつつあるが、大きく崩れることは無いと想定。後場の日経平均は37800円前後でのもみ合いとなろう。

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