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日経平均は反発、イベント通過後の仕切り直し意識による押し目拾い


 日経平均は反発。20.34円高の19919.09円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えた。13日の米国市場では、足元で売り込まれていたハイテク株に買い戻しの動きが広がり、NYダウ、ナスダックともに上昇。この流れを引き継ぐ格好から、日経平均は反発して始まると、寄付き直後には一時20009.93円と節目の2万円を回復する場面もみられた。ただ、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとする流れから上値追いは慎重とみられ、買い一巡後はこう着感の強い相場展開となっている。

 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは空運、その他製品、陸運、精密機器がしっかり。一方で、石油石炭、鉄鋼、保険、海運、非鉄金属、化学が小安い。売買代金上位では任天堂<7974>、小野薬<4528>、ファナック<6954>、ローム<6963>、PD<4587>、キーエンス<6861>が堅調。

 日経平均は朝方に節目の2万円を回復した後は上げ幅を縮めており、5日線レベルでの攻防をみせている。FOMCの結果待ちの中では想定されたこう着であろう。また、ハイテク株がしっかりではあるが、米テック株の流れをもうしばらくは見極めが必要であり、積極的に押し目も拾いづらいところである。メガバンクは、買い先行後はマイナス圏での推移であるが、米金融改革への思惑から押し目を拾う動きがみられてくるかが注目される。

 その他、中小型株物色が活発であるが、資金回転が速く、逃げ足の速さから値動きの荒さも目立ってきている。もっともイベント前のポジション圧縮であれば、イベント通過後の仕切り直しが意識されやすい。押し目拾いのスタンスになろう。
(村瀬智一)


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