
第1報から4報にわたり、仮面夫婦の割合や原因、離婚しない理由、配偶者以外のパートナーの有無などを明らかにしてきました。
最終報となる第5報では、「仮面夫婦の今後」に焦点を当て、離婚のタイミング・関係改善の可能性・当事者のリアルな声を集めました。
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■ 「離婚するなら“子どもが巣立ったとき“」が最多──“親としての責任“が最期のブレーキ
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仮面夫婦かつ、配偶者に他のパートナーがいることを知らせていない18人に、「今後離婚するならいつか」を質問したところ、
最多は「子どもが巣立ったとき」という回答でした。
前回までの調査でも「離婚しない理由」は圧倒的に「子どものため」だったことから、
“仮面“をかぶり続ける最大の動機が“親としての責任感“であることが改めて浮き彫りになりました。
■ 関係改善を望む人はわずか──「現状維持でいい」「離婚したい」が多数派
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仮面夫婦の状態を「改善したい」と答えたのはわずか3人(18人中)。
最多は「現状維持でいい(8人)」、次いで「離婚したい(7人)」という結果に。
特に女性では「離婚したい」が最多で、
“もう何も期待していない“という関係性が根深く定着していることがわかりました。
■ 関係修復への「男女差」──夫は営み、妻は思いやりと自己変革を求める
改善したいと答えた3人に、どうすれば関係が良くなるかを尋ねたところ…
・男性の意見:「夫婦の営みを取り戻す」「浮気・不倫をやめる」
・女性の意見:「感謝を口にする」「自分の考え方を変える」「喧嘩をしない」
関係改善のアプローチにおいても、“性的関係の再構築“を重視する男性、“感情の修復“を望む女性というギャップが浮き彫りに。
■ 【男性の声】仮面夫婦の裏側──「子どもの前では笑い、家では無言」
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男性回答者からは、表には出せない本音や孤独が多く寄せられました。
・「価値観が違いすぎてどうにもならない」
・「子どもに気づかれないように努めるのが限界」
・「離婚を切り出しても無視され、苦しい」
・「外面の“いい夫婦“を演じ続けることに疲れた」
“父親としての役割“と”夫としての苦悩“の板挟みが、強いストレスを生んでいる現実が見えてきます。
■ 【女性の声】愛も信頼も消えた日常──「人格否定」「性の強要」「顔も見たくない」
女性からの声はさらに深刻で、生々しい苦痛の告白が続出。
・「ムカつく存在。でも同じ屋根の下にいる」(28歳)
・「夫の不倫と人格否定。子どもが独立したら離婚する」(39歳)
・「世間体のために我慢しているが、正直限界」(45歳)
・「性行為をイヤでも求められる。外では“仲良し夫婦“を演じた」(58歳)
「自分が壊れないために仮面をかぶっている」という、切実で静かな絶望がにじんでいます。
■ まとめ:仮面夫婦の行く先は“修復“より“耐えて別れる準備”
最終報となる今回の調査で明らかになったのは、
仮面夫婦は“諦めの上に成立している関係“であり、関係改善ではなく「離婚に向けた静かな準備」をしている人が多いという現実でした。
表向きの平穏の裏で、誰にも相談できない苦しみと孤独を抱えながら、
「子どもが巣立つ日」「貯金が貯まった日」「きっかけが訪れた日」を待つ日々。
それが今、日本の“家庭“に潜む“静かな戦場“の正体です。
【調査概要】
調査期間:2025年2月18日
対象者:「仮面夫婦だと思う」と回答した男女638人からランダム抽出した100人(男性40人/女性60人)
年代内訳:20代4人/30代18人/40代36人/50代42人
調査方法:インターネット調査(Freeasy利用)
引用元データ:https://kikonclub.com/questionnaires/19
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