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【350年前から続く手描きの染付技法】平戸嘉久正窯 三川内焼(長崎)5/7(水)~6/30(月) - THE COVER NIPPON(東京ミッドタウン3階)にて開催!


平戸嘉久正窯は、350年前に中里茂右ヱ門が創立した平戸藩御用窯に由来する窯元で、その伝統的な三川内焼を今に伝える。特に手描きの染付技法で知られ、上品で繊細なデザインが特徴。その技術は、三代目継承者によって発展し、型を活用した再現も行っている。明治・大正時代の器を今風にアレンジした復刻版も注目され、新作としての豆皿展が予定されている。現当主里見寿隆は、家業を継ぐ決心をし、京都の訓練校で学んだ後、絵付師として多面的な技術を習得。淡い染付と薄づくりが特徴の三川内焼を支えることに誇りを持ち、自らの作品に心血を注いでいる。

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平戸藩御用窯の創立に力をなした中里茂右ヱ門を祖とする350年前から続く窯元。三川内焼の代表的な手描きの染付技法を継承し、上品で繊細、淡く柔らかな染付に魅せられます。


平戸嘉久正窯 ひらどかくしょうがま

平戸藩御用窯の創立に力をなした中里茂右ヱ門(もえもん)を祖とする、350年前から続く窯元です。三代目茂ヱ門の三男が里見と性を改め、藩御用窯として技術の研鑽に励み、三川内焼の中で、最も代表的な伝統技法の一つである手描きの染付(青華)技法を継承してきました。



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嘉久正窯の得意とする精緻な線描きを内外全面に施した「菊」コレクション。
THE COVER NIPPON 限定「菊」コレクション

一方で、明治・大正時代に主流であった、型を活かしたうつわの再現も行っています。
今見ると古い型とは思えないほどモダンな形状のものが多く、当時のうつわへのこだわりが伺われます。



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明治から大正時代の型打ち型を復刻した「陽刻 菊花」コレクション。

7月に開催する、新作の「三川内焼 豆皿展」に先駆けて、新作の嘉久正窯 豆皿をご紹介します。
使いやすいサイズと軽快な絵柄をお楽しみください。

■開催期間:2025年5月7日(水)~ 6月30日(月)
■時間:11:00~20:00 (東京ミッドタウンの営業時間に準ずる)
■場所:THE COVER NIPPON (東京ミッドタウン ガレリア3F)

詳細はこちらから
https://thecovernippon.jp/20250507-mikawachiyaki/

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窯元「いま」語り

嘉久正窯 当主
里見 寿隆(さとみ としたか)

ー教員を希望した学生時代

学校の先生になりたいという思いがあり、大学では教育関係の勉強をしていました。

父には「家業を継げ」と強制はされていなかったですし、母も「とりあえず大学には進学しなさい」と。でも、周りからは「いずれ跡取りになるのだろうな」と思われていたので、ずっと中途半端な気持ちを引きずっていました。

就職の時期になり、自分の将来を見すえたときに、家の仕事を職業として見てみると、「いい仕事だな」と実感しました。そこで、やはり後を継ごうという決心がつきました。親に相談をすると、「京都に訓練校があるからそこへ行ってみなさい」。京都には、うちの絵付職人さんが学んでいたという縁があり、父も陶器の視察の際には必ず清水焼を訪れていたという背景もあったからです。そのため1年間、京都の訓練校へ通いました。

その後は、清水焼の高野昭阿(たかのしょうあみ)さんのもとで絵付師として4年間修業をしました。家業を継ぐということを了解してもらった上で雇ってもらったので、絵付けは上絵から下絵、いっちんなど、さまざまなことを経験させていただきました。

さらに今度は1年、釉薬の研究をするために長崎県窯業技術センターへ研修生として行きました。授業は9時から17時まで。でも、釉薬ばかりを手がけていると腕がなまるので、後半は家業の仕事である染付の形の見本づくりをしていました。

ー余白を生かした表現

三川内焼と京都との違いは道具です。特に筆。
京都では主に面相筆ですが、三川内焼はもっと細い陶画筆です。慣れるのに時間がかかりました。
その代わり、濃(だ)みは三川内焼の方が、筆が大きいだけで違和感はあまりありません。有田焼の絞りダミだけが違うという感じです。
ただし、絵柄、デザイン性がまったく違います。京都は伝統柄があり、ほとんどが祥瑞。三川内焼は余白を生かした細描きです。呉須の濃さの違いもあまり気になりません。京都では、呉須をガラス板で擦り絵付けしていましたが、三川内焼では乳鉢で擦った呉須で絵付けしてします。

また、三川内焼の特徴は淡い染付。フォルムに関しては薄づくりです。三川内焼は繊細という表現がよく使われているように、縁づくりにも気を使います。そして重さ。軽すぎず、重すぎず、厚すぎず、薄すぎず。こういった感覚的なところを意識して、私は三川内焼を手がけています。

「有田焼とは何が違うの?」と言われることがあります。
わかりやすく言えば、藍色の染付が有田焼で、水色は三川内焼です。さらに、三川内焼は薄づくりなので、口当たりが良くて、飲むうつわには適しています。自分の中ではやはり線描きの細さ、骨描きの写実性に限ります。絵のように描くという狩野派の屏風絵や日本画の特徴のものがメインになっています。これが描けるようにならないとまだまだ未熟だなと最近、特に思うようになりました。

現在は祥瑞などの総柄ものが販売物として売れています。なので、それに寄りかかりがちですが、やはり余白を生かす、そして絵のような表現を心がける。それができないと今後、三川内焼を盛り立てていくのは弱くなってしまうと思います。


【店舗情報】
THE COVER NIPPON
〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-3
東京ミッドタウンガレリア3階E-0305
tel 03-5413-0658
fax 03-5413-0659
年中無休(年始を除く) 11am-8pm

【企画・運営】
メイド・イン・ジャパン・プロジェクト株式会社
〒104-0054 東京都中央区勝どき5-5-14-314
TEL 03-5534-9903 FAX 03-5534-9904
https://mijp.co.jp/

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配信元企業:メイド・イン・ジャパン・プロジェクト株式会社
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