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抗グリピカン-1・キメラ抗原受容体T細胞の独占的通常実施権に関する学校法人慶應義塾及び岩手医科大学との優先交渉権取得に関するお知らせ


株式会社リプロセルは、慶應義塾と岩手医科大学との間で、抗グリピカン-1・キメラ抗原受容体T細胞(GPC-1・CAR-T細胞)に関する特許の独占的通常実施権の許諾に向けた優先交渉権を取得しました。グリピカン-1は特定のがん種に特異的に発現する蛋白質であり、この特性を活かしたがん免疫細胞療法の事業化をリプロセルが進める予定です。CAR-T細胞療法は、患者自身の免疫細胞を用いた革新的な治療法であり、現在は血液がんでの実用化が進んでいますが、固形がんでも研究が進展しています。リプロセルの業績への具体的な影響は未確定であり、今後の進捗に応じて公表される予定です。

株式会社リプロセル(以下、当社)は2024年11月5日に以下の通りご報告を行いましたので、お知らせいたします。

この度、当社は学校法人慶應義塾及び岩手医科大学と、抗グリピカン-1・キメラ抗原受容体T細胞(GPC-1・CAR-T細胞)に係る特許の独占的通常実施権の許諾に関する交渉を独占的に行う優先交渉権を取得する契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

今後、当社では、GPC-1・CAR-T細胞を用いたがん免疫細胞療法の事業化を検討してまいります。

グリピカン-1
グリピカン-1は、成人正常組織にはほぼ発現が認められず、食道がん、子宮頸がん、肺扁平上皮がん、及び膵がん等の幅広いがん種に特異的に発現が認められています。この特異性を活かし、がん細胞に発現しているグリピカン-1抗原を標的とした抗体薬物複合体(GPC-1・ADC)(ONSSI株式会社)及びキメラ抗原受容体T細胞(GPC-1・CAR-T細胞)の研究開発が進められています。

CAR-T細胞療法
CAR-T細胞療法は、患者自身のT細胞(免疫細胞)を取り出し、特定のがん抗原を認識するように遺伝子改変を行い、それを患者に投与して治療する免疫細胞療法です。既に、血液がんでは実用化されております。固形がんでは、まだ実用化には至っておりませんが、世界中で精力的な研究開発が進められています。

本件による当社業績への影響は軽微ですが、今後、業績に影響を与えることが判明した場合には速やかに公表いたします。

以上



配信元企業:株式会社リプロセル
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