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プロトタイプからグローバルスタンダードへ-Bluetooth、20年にわたる市場創造の実績を祝う




Bluetooth Special Interest Group(本部:米国ワシントン州カークランド、以下 Bluetooth SIG)は、Bluetooth SIG <https://www.bluetooth.com/> 設立20周年目となる記念すべき2018年を、コンシューマーエレクトロニクスショー(開催地:米国ネバダ州ラスベガス、以下CES)へ出展することでスタートすることを現地時間1月9日に発表しました。CESは、Bluetooth(R)をはじめとする画期的な新技術が一堂に会し、世界に向けて次世代イノベーションを披露する展示会です。1998年に設立されたBluetooth SIGは、一握りの企業によりモバイル端末の音声とデータの無線化を主な目的として創設されました。今日では33,000社を超えるメンバー企業が参加する団体に成長し、より柔軟で信頼性があり安全な無線接続のソリューションへと進化するべく取り組んでいます。

Bluetooth SIGのエグゼクティブディレクター、マーク・パウエルは次のように述べています。「その設立以来、Bluetooth技術は常に進化を続け、革新的な接続の世界を拡げてきました。Bluetoothによる接続がイノベーションを推し進め、大きな新市場を創造しています。ワイヤレスオーディオ、ウェアラブルデバイス、資産追跡、ビルディングオートメーション等、あらゆる用途の接続におけるイノベーションの原動力を担ってきたBluetooth技術は、これまでと同様に今後も、一般消費者、商業・産業向けの新しい市場を生み出していきます」。

米調査会社ABIリサーチのチーフリサーチオフィサー、スチュアート・カーロー氏は「過去20年にわたり、Bluetoothは人の心をつかむ顧客体験をもたらす上で極めて重要な役割を果たし、コンシューマー製品のワイヤレス革命を支える技術のひとつとして重要な役割を担っています。そしてIoTを含め、今後の市場においても中心的な役割を果たし続けるために、Bluetoothの仕様の強化が進められ、またそれに合わせてBluetoothのコミュニティも成長、拡大を続けています」と述べています。

この20年間、Bluetoothはイノベーションを推し進め、新たな市場を確立してきました。Bluetoothが登場するまでは、ワイヤレスオーディオやコネクテッドデバイスの市場は存在していませんでしたが、2018年には様々なコンシューマー、商用、産業用市場 <https://www.bluetooth.com/markets> から、40億台近いBluetooth対応デバイスが出荷されると予想されています。

スマホ、タブレット、PC <https://www.bluetooth.com/markets/phone-pc
スマホ、タブレット、PCは、今や人があらゆるモノや場所を体験するための窓口となりました。そのどれにも、Bluetoothは搭載されています。IoTソリューションの恩恵をすべての人に届けるために鍵を握るのがBluetoothです。2018年のBluetooth対応スマホ、タブレット、PCの出荷台数は23億台に上ると予想されています。

オーディオ&エンターテインメント <https://www.bluetooth.com/markets/audio-entertainment
メディアを視聴する方法から体験する世界観まで、Bluetoothの登場により、ユーザーの概念はその根本から変わりました。今やBluetooth対応のワイヤレスヘッドホンは、ヘッドホン市場の全売上の54%以上を占めています。これは、2018年のオーディオ&エンターテインメント関連のBluetooth対応デバイスの出荷予想台数12億のほんの一部に過ぎません。

自動車 <https://www.bluetooth.com/markets/automotive
2018年に出荷される新車、トラック、SUVの86%にBluetoothが標準搭載されると見られています。車の安全性を新たな段階に引き上げ、車内の快適性を向上させてきたBluetoothは、燃費向上、ドライバーの疲労対策、車やドライバーと周囲の街との情報連携等について、魅力的で新しい各種の機能・サービスの登場をも支えています。

コネクテッドデバイス <https://www.bluetooth.com/markets/connected-device
コネクテッドデバイス市場の創造と確立は、まさにBluetooth LE(Low Energy / 2010年公開)あってこそです。2018年のBluetooth対応デバイスの年間出荷予想は7億8000万台。日常生活にある数十億のデバイスをつなぎ、また今後も登場するであろう無数の発明を可能にすることで、BluetoothはIoTのビジョン実現の一翼を担っています。

スマートビルディング <https://www.bluetooth.com/markets/smart-building
2017年のBluetooth meshの公開と、Bluetoothの最新のブロードキャスト機能の拡充により、インテリジェントビルにおける大規模なオートメーション化が現実のものとなりました。通信範囲を建物全体へと拡張することが当たり前となってきた現在、訪問者の体験充実、ビルテナントの生産性向上、スペース利用の最適化を図る測位・位置情報サービスを実現することで、Bluetoothはスマートビルディングの定義を押し拡げています。小売業トップ20社のうち75%が既に位置情報サービスを導入しています。そして2022年には、スマートビルディング関連Bluetooth対応デバイスの出荷台数は8億1500万に達すると予想されています。

スマートインダストリー <https://www.bluetooth.com/markets/smart-industry
Bluetoothは、次の産業革命へとつながる産業と情報の融合を牽引しています。2022年には、スマートインダストリー関連のBluetoothデバイスの年間出荷台数は、現在の10倍になると予想されています。Bluetoothによる産業用ソリューションは、メーカーのバリューストリームの重要な要素をつなぎ、機械・人・プロセスが密に歩調を合わせられるようにしながら、効率性、生産性、安全性を新たな段階へと引き上げています。

スマートシティ <https://www.bluetooth.com/markets/smart-city
Bluetoothはコンサートの観客、美術館の来場者、スポーツファン、観光客等、個々のニーズに合わせた対応を可能にし、街を訪れる人々の体験を充実させます。位置情報サービスの企業ディレクトリを提供するProximity.Directory <https://www.proximity.directory/reports/>によると、世界の空港の84%、全MLBスタジアムの93%、全NFLスタジアムの75%が2019年までにビーコンの使用を開始し、2022年には位置情報に基づいたサービスが5倍に増えると予想されています。

スマートホーム <https://www.bluetooth.com/markets/smart-home
テレビをサウンドバーにつないだり、パソコンをキーボードにつないだりと、Bluetoothは何年も前からコネクテッドホームの中心にありました。2018年だけでもスマートホーム関連のBluetoothデバイスの出荷台数は6億に上ると予想される今、Bluetoothはスマートホームに描かれる理想を形にする、その一端を担っています。


Bluetoothの歴史と展望について詳しくは、Bluetooth.com/markets をご覧ください。

市場データについて
特に断りのない限り、市場データおよびBluetoothの出荷予想はABI Research社より提供されたものです。

Bluetooth(R) 無線技術について
Bluetooth無線技術は、簡単かつ安全な接続を実現する世界的な無線規格です。33,000社を超える企業で構成される世界的なコミュニティが推進するBluetooth技術は、身の回りの幅広い「接続されたデバイス」の統合、調和、イノベーションを実現します。協同的な創造と共有された技術規格を通じて、Bluetoothは世界中のユーザーに、シンプル、安全、そして豊かな技術体験を提供します。
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