ams（日本法人：amsジャパン株式会社、東京都港区、カントリーマネージャー 岩本桂一）は本日、ヘッドフォンメーカーのFIILが最新製品にams製チップセット2種を採用することを発表しました。
amsのハイブリッド式アナログアクティブノイズキャンセレーション（ANC）オーディオIC「AS3435」は、高性能なワイヤレスオンイヤーヘッドフォン「Canviis Pro」に採用されています。また、amsのAS3412は、初のネックバンドベースBluetooth対応インイヤーANCヘッドフォンの一つである「Driifter Pro」に採用されました。小型のウェハレベル・チップスケール・パッケージ（WL-CSP）に実装されたAS3412は、こうしたサイズに制約のあるヘッドフォンなどのオーディオアプリケーションに最適です。
最先端を行くブランドFIILの人気は、優れたオーディオ性能、革新的な機能、シックなデザインによって、加速しています。FIILが提供する高級製品の魅力は、可聴周波スペクトル全体の極めて優秀なノイズキャンセリング性能によって支えられています。
これを可能にしたのは、システムに対する理解、設計エンジニアリング、音響解析サービスによって裏付けされたams製チップの卓越したANC機能です。amsのANC ICには、高いオーディオパフォーマンスと低消費電力を組み合わせた市場をリードするポートフォリオが揃っています。amsのオーディオセンサ製品ラインにおける先進ノイズキャンセリング機能には以下が含まれます。
スマートノイズ調整 - 3種類の動作モードからユーザが選択可能。チップは通常ノイズキャンセリングモードで動作しますが、低周波数ノイズをブロックする一方でユーザには中～高周波数が聞こえるモニターモード、ユーザにすべての周辺騒音が聞こえるオープンモードもあります。ウィンドモード - 風によるノイズを除去
AS3435は、世界クラスのアクティブノイズキャンセレーション、30dB以上のノイズ低減、そしてTHDが100dBSPLで0.5％以下の性能を実現するため、オンイヤーヘッドフォンCanviis Proに採用されました。
インイヤーヘッドフォンDriifter Proでは、優れたノイズキャンセレーション機能を備えたチップが小型の最終製品筐体に収められ、非常に小さいバッテリーから長いランタイムを確保するクラス最高の低消費電力を実現しています。FIILが選んだAS3412はサイズがわずか2.2mm x 2.2mm x 0.4mmのWL-CSPパッケージに収められています。1.6V～1.8Vの電源電圧で動作するAS3412の消費電力はわずか8mWとなっています。
ams、グローバルセールス＆マーケティング担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、ピエール・ラボワス（Pierre Laboisse）は、FIILとamsの協力関係について次のようにコメントしています。「アジア有数のヘッドフォンメーカーの戦略的パートナーに選ばれたことを大変光栄に思います。我々はFIILをとても革新的で高品質かつ刺激的なクラス最高のANCヘッドフォンを提供する企業として高く評価しています。密接な連携により、我々は世界で最も先進的なスマートANCヘッドフォンの開発に向けてこの効果的な取り組みを続けていきます」
FIIL社、CEO、レオン・ウー（Leon Wu）氏は次のようにコメントしています。「ここ数年で、FIILはハイエンドなノイズキャンセリングヘッドセット市場で世界トップ企業の一つとなりました。初のワイヤレスインイヤーANC製品の開発は、FIILが進化するための次のステップとなります。当社の最新Canviis ProとDriifter製品の開発でamsと緊密に協力できたことは非常に嬉しいことです。amsは先進的なオーディオソリューションの製造における世界的リーダーであると確信しています」
amsのノイズキャンセリングIC製品ラインに関するより詳しい情報については、以下のサイトをご覧ください。
ams.com/eng/Products/Audio/Active-Noise-Cancellation
FIILが提供する高性能ヘッドセットについての詳細はこちらをご参照ください。
www.fiil.com
