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「女性の成人式ファッションについての意識調査」世代間の違いが浮き彫りに。



1. 女性の7割、成人式でのファッションに「後悔がある」と回答。
 髪型とメイクが半数以上。

すでに成人式を経験した女性を対象に行った「ご自身の成人式でのファッションに関して、後悔していることはありますか?」という質問には、69.4%の女性が何らかの点で「後悔している」と回答しています。
内訳としては、「髪型を後悔している」人が最も多く26.2%、「メイクを後悔している」人が2番目に多く24.3%、「着物を後悔している」人が6.2%、「全体的に後悔している」人が5.2%でした。
「式典や同窓会での、ファッションにまつわる良かったまたは悪かった思い出をお教えください。」という質問には、下記のようなコメントが集まりました。
良かった思い出
「良かった点はグリーンの着物を選んだこと。人と色の被りが少なく済んだ。悪かった点は着付けが緩く、式が終わる頃には崩れていたこと。」 (22歳)
「しっかりしたファーを買ったことは良かったと思います。暖かい上に、着物の良さが更に引き立ちました。」(23歳)
「1番目立つようにだいぶ前から小物とかを準備して、かなりこだわりました。髪の毛の色も真っ赤にして誰よりも目立ったので満足です。」(25歳)
「振り袖を着た時のヘアと、同窓会でのヘアが同じだったけれど、小物を変えるだけで気分も見た目も変わったので、私服(ドレス)にも合うヘアスタイルを考えた方が良いと思う。」(24歳)
「ほとんどの人が白のフェイクファーをつけていたが、自分は母親に借りた黒のリアルファーで他の人と被らなかったのが嬉しかった。」(26歳)
「着物は着たい服よりも似合う服を選んだが、写真などを撮ったのを後日見ると、その選択で良かったと思った。」(30歳)
「叔父が着物の卸問屋をしていて、とても高価な着物を安く購入できた。同級生のどの子よりも、高い着物なのは一目瞭然だった。昔は薄いピンクやグリーン、ブルーなど、淡い色が主流だったが、鮮やかなコバルトブルーのような着物で、さらに柄も金色が主色でとても目立っていた。」(34歳)
ファーや振袖にこだわることで、人と被らず満足する成人式ファッションが作れるようです。また、母親から譲り受けたり、親戚に頼ったりと、人との繋がりを活用することで、良い素材の小物や着物を手に入れられることがわかります。
悪かった思い出
「普段着ない赤い色の振袖を選んだら、一緒に行動する4人もみんな赤だった」(24歳)
「パーティードレスだったので、色の合うエナメルのパンプスにしましたが、ヒールの高さが低かったと思いました。せっかくなので高くして、少しでも美脚に見せれば良かったです。」(21歳)
「メイクにこだわりがあるなら自分でやるべき!着付け会場は芋洗い式でちゃちゃっとしかメイクしてくれなかった!!」(22歳)
「例年まれにみる大雪。100万近くで購入した振り袖と朝から出張してもらった髪型も散々な事になった。関東で成人式の日に大雪が降るのは珍しいので、ある意味いい思い出。」(23歳)
「振袖の際の髪型を盛りすぎた。当時は「一瞬しか着ないドレスより普段の服にお金をかけたい」と思い、ドレスを妥協したが、同窓会中に他の子のドレスが気になり、納得いくものにしておけばよかったと後悔した。」(27歳)
「振袖のまま飲みに行っけど、もっと楽な服に着替えてから行くべきだった」(28歳)
慣れない振袖やパーティードレスで同窓会に行かなければならなかった苦労話や、周りの同級生と自分のファッションを比較して引け目を感じてしまったという意見がみられました。
2.新成人の9割「着物を着る風習は残るべき」。一生に一度の振袖は若者にとっても憧れ。
「成人式で着物を着る風習は、残るべきだと思いますか?」という質問に対し、2016年に成人式を迎える新成人の91.9%が、「残るべき」だと回答しています。また、全年齢の女性を対象にしても、90.4%が「成人式で着物を着る風習は残るべき」と考えていることがわかりました。
理由としては、
「人生で一度は綺麗な振袖を着た方がいいと思うから。」(17歳)
「これから社会人になるという自覚が改めて持てると思うから。人生の中で一度しかない式だから、華やかな思い出として残る方が良いと思うから。」(19歳)
「和装やキラキラが好きだから。」(20歳)
「やっぱり振袖は普通の着物と違って華やかだし、日本独自の文化だから残したい。また、振袖を着たいと思っても着られる機会は少ないので、大事だと思うから。」(22歳)
「20歳を過ぎてそうそう派手な色のお着物を着ることはないから!!」(25歳)
「なんだかんだで着物は可愛いし、可愛い着物もまた20代前半までしか許されないから。普段とは違う自分をアピール出来る事は20歳の女子にとっては大きいと思う。」(34歳)
「年を取って思うことは、20歳くらいが一番女性の外見では輝いている時だということ。若いとそれがわからないと思う。振り袖が似合う頃に記念に着て、写真で残しておくのを勧めたい。」(53歳)
などの声があがりました。華やかな振袖は、全年齢の女性にとって、一生に一度は着たい憧れの対象であることがわかります。
一方で、「無くなっても良い」と答えた人の意見は、下記の通りです。
「レンタルするにしても費用が嵩むため。」(18歳)
「正直めんどくさいから」(17歳)
「別にどうでもいいと感じる。二十歳になる時だけやたらとお金がかかって煩わしい。」(21歳)
「着物は好きですが、やはり1回きりのために…と考えると高額なお金を払うのに抵抗がある。次は卒業式を控えていますが、ただ卒業するだけなのに…と考えてしまいます。」(22歳)
「女性と男性の服装に差がありすぎるしお値段もする。華やかを通り越して派手、奇抜になるのはよくない。」(21歳)
成人式を経験してすぐの女性たちから、費用を気にする声が多く集まりました。
3. 振袖の選び方、10代は親や祖父母の意見よりも「写真写り」を重視。
また、「今年成人式を迎えるとしたら、どんなことを意識して振袖や髪型を決めますか(複数回答可)。」という質問の回答からは、振袖姿を見せることを意識している相手が世代によって違うことがわかります。
全ての世代において、最も多くの人が選んだのは「今の自分の好み」でした。10代ではそれに次いで「前撮りの写真で奇麗に見えること」、「SNSに載せる写真で奇麗に見えること」が多く選ばれており、写真映えすることが強く意識されていることがわかりました。一方で、10代では意識する人が最も少なかった「同級生から褒められそうであること」は、20代では3番目に多くの人から意識されてました。また、30代では他の世代に比べて「浮かないこと」が強く意識されており、40代以上では「同級生から褒められそうであること」「親や祖父母の意見に会うこと」など、直接会う他人からの評価が強く意識されていました。
4. 振袖を買う人は少数派。成人式経験者で振袖を手元に残す人は6割以下。
10代でも「店で買う」人は2割程度。
成人済みの女性に、「成人式で使った振袖や小物は、どのように処分しましたか?」と聞いたところ、手元に「残してある」と答えた人は、59.4%でした。「全てレンタルで済ませた」人は31.8%、「家族に譲った」人は4.5%、「家族以外の人に無料で譲った」人は1.9%、「捨てた」人は1.1%、「個人に売った」人は0.8%、「店に売った」人は0.5%でした。
また、まだ成人式を迎えていない女性に、「成人式で使う振袖や小物は、どのように手に入れる予定ですか」と聞いたころ、「店で買う」人は21.1%でした。最も多かったのは「店でレンタルする」人で、56.5%でした。その他には「家族からもらう」人が15%、「家族以外の人から借りる」人は3.7%、「用意するつもりはない」人が2.4%、「家族以外の人から無料でもらう」人が0.7%、「家族以外の人から有料でもらう」人が0.7%でした。


5. フリマアプリでの中古相場。売るなら草履とバッグ、買うなら振袖がお得。
「フリル(FRIL)」での成人式アイテム平均売価
ファーショール 3,827円
振袖一式 76,000
足袋 671円
草履、バッグ一式 4,678円

「フリル(FRIL)」内で成人式関連のファッションアイテムの平均売価を調査したところ、首元に巻く
ファーショールは3,827円でした。リアルファーなど素材が良いものは、1,5000円以上で取引されることも
ありました。一方で、元値が低いものの場合は、1000円程度で取引されていました。足袋の平均売価は約
671円でした。ワンポイントが入ったものやレース素材のものは比較的高めの価格で取引されていました。
振袖やインナーなどが揃った一式は、平均売価76,000円でした。こちらも元値によって価格が大きく異な
り、3万円代から15万円近いものまでありました。草履とバッグのセットは、平均売価4,678円でした。式典
への出席程度にしか使っていない場合は持ち歩く時間が少ないため、新品同様で売れらることが多いようで
す。



<「成人式ファッションに関する女性の意識調査」概要>
アンケート調査
・調査手法:スマートフォンアプリ内でのアンケート調査 
・調査対象:フリマアプリ「フリル(FRIL)」女性ユーザー 1070名。
      10代(成人式未経験の20歳も含める)292人、20代559人、30代172人、40代以上47人
・調査期間:2016年1月1日~1月6日
平均売価調査
・調査対象:「フリル(FRIL)」において、商品名もしくは商品説明に「成人式」の単語を
含んだ商品のうち、取引が完了済みのもの。
・調査手法:対象商品の取引価格を元に、平均売価を算出。
◇「フリル(FRIL)」について
https://fril.jp/
「フリル(FRIL)」は2012年7月よりスタートした、日本初のフリマアプリです。スマートフォン上で、不要なものや売りたいものを僅か3分で手軽に出品することができるほか、探していたブランド物や商品を格安で購入することもできるサービスです。利用者の口コミにより広まり、現在ダウンロード数は400万を越えています。
◇「FRIL lab(フリルラボ)」について
https://fablic.co.jp/frillab
「FRIL lab(フリルラボ)」は、若者のファッションから消費トレンドを考える調査機関です。ファッションとITを結ぶカルチャーアイコンであるFRIL lab所長 ガルシア佐藤仁美が、「フリル(FRIL)」が持つデータやインサイトを活用し、ファッション消費行動やアパレル産業の変化などを解説します。
【株式会社Fablic概要】
会社名:株式会社Fablic
代表者:代表取締役CEO 堀井翔太
URL:https://fablic.co.jp/company
資本金:5億1847万5千円
事業内容:フリマアプリ「フリル」の企画・開発・運営
本社:〒150-0012東京都渋谷区広尾1丁目13-1フジキカイビル3F

■お願い■
※原稿などにご活用いただく際には、「フリル(FRIL)調べ」と付記してくださいますようお願いいたします。
本プレスリリース及び資料についてのお問い合わせ、取材をご希望される方は、下記にご連絡下さい。
株式会社Fablic 広報 永里
TEL 03-6459-3126 FAX 03-6459-3127 E-mail:pr@fablic.co.jp







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