カリフォルニア州レッドウッドシティ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --自動運転AIソフトウェアの大手プロバイダーであるHelm.ai は、本田技研工業株式会社(ホンダ)との複数年にわたる共同開発契約を発表しました。両社はこの協業により、ホンダの次世代自動運転機能(Navigate on Autopilot(NOA)プラットフォームなど)の開発を加速させます。


このパートナーシップは一般消費者向け量産車の先進運転支援システム(ADAS)を中心としており、Helm.ai のフルスタック型リアルタイムAIソフトウェアと、大規模な自動ラベリングおよび生成シミュレーションの基盤モデルを活用して開発と検証を行います。Helm.ai は、高速道路および都市部での自動運転に向けた自社製品群を提供する予定であり、これには、認識スタック(Helm.ai Vision)、視覚ベースのリアルタイム経路予測AI(Helm.ai Driver)、さらに生成シミュレーション・モデル(VidGen-2、GenSim-1、GenSim-2、WorldGen-1)が含まれます。Helm.ai のDeep Teaching™テクノロジーによって実現されるこれらのリアルタイムAIシステムおよびオフライン基盤モデルは、大規模で多様なマルチモーダル・データセットで事前学習されており、安全性・信頼性・拡張性のある導入に向け、ホンダの仕様に合わせてさらに最適化されます。
ホンダのNOAシステムは、環境認識から意思決定、車両の作動に至るまでを制御するエンド・ツー・エンド(E2E)のAIアーキテクチャを活用しています。ドライバーの常時監視を必要とする部分自動運転システムとして設計されており、高速道路および複雑な都市部での運転をサポートします。ホンダは、このE2E技術を幅広い車種へ展開することを目指しており、一般道と高速道路を問わず、目的地までの全行程でアクセルとステアリングの操作を高度に支援するシステムを開発しています。量産化は2027年以降を予定しています。
「この共同開発は、当社の世界中のお客様に向けて安全で手頃な自動運転技術を実現するというホンダの目標を支えるものです」と、本田技研工業株式会社ソフトウェア・デファインド・モビリティ開発統括部統括部長である四竈 真人氏は述べています。「Helm.ai との協業を通じて、私たちは自動運転システムの実環境での有用性を高めるAI技術の開発を進めており、交通事故死者ゼロの未来に一歩近づいています。」
「ホンダが最先端の自動運転技術を量産車に導入する自社での取り組みを拡大する中で、彼らとともに量産開発の次の段階へ進むことを大いに期待しています」と、Helm.ai の最高経営責任者(CEO)兼創業者であるブラディスラフ・ヴォロニンスキーは述べました。「この共同開発は、AI活用よるモビリティの大規模展開という私たちの共通のビジョンを強調するものです。」
Helm.ai について
Helm.ai は、ADAS、自動運転、ロボティクス自動化のための次世代AIソフトウェアを開発しています。2016年に設立され、カリフォルニア州レッドウッドシティに本社を構える同社は、スケーラブルな自動運転を現実のものとするために、AIソフトウェア開発の在り方を刷新しています。Helm.ai は、高速道路や都市部の走行向けのディープニューラル・ネットワーク、エンド・ツー・エンドの自動運転システム、そして Deep Teaching™ や生成AIを活用した開発・検証ツールを含む、フルスタックのリアルタイムAIソリューションを提供しています。同社は、量産化を見据えたプロジェクトで世界の自動車メーカーと協業しています。
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