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NIQ:アジアパシフィックの消費者は、ナショナルブランドへの信頼を維持する一方、プライベートブランドを受け入れつつある実態を発表


最近の調査によると、アジアパシフィック(APAC)地域の消費者の54%がプライベートブランド(PB)商品を以前よりも購入する可能性が高まっていることが示されています。調査は、オーストラリア、中国、インドなどの国々を含む25の市場から17,000人以上の消費者の意見を集めたものです。プライベートブランドは手頃な価格や地域サポートが支持されており、ノンナショナルブランド(NB)は品質と信頼での支持が続いています。両方のブランドが共存し、協調しながら成長する機会があることが強調され、バリューや地域密着性、品質の強みを活かすことで両者が利益を共有することが今後の鍵となるでしょう。



  • アジアパシフィック (APAC) の消費者の半数以上(54%)が、これまで以上にプライベートブランド(PB)商品を購入する可能性が高いと回答。ナショナルブランド(NB)への継続的な信頼とともに、PBへの信頼が高まっていることがうかがえる。


  • APACの消費者において、ブランド選択の主な動機は「機能的な理由」(85%)であるが、PBとNBでは期待される内容が異なる。PBに対しては手頃な価格、入手のしやすさ、地域へのサポートが期待される一方、NBには、高い品質、幅広い品揃え、オムニチャネルでの流通、知名度の高さが求められている。


  • 消費者のブランド認識の変化によって、APACにおいてPBとNBが共存し、双方が成功する新たな機会が生まれている。

シンガポール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --コンシューマーインテリジェンスのリーダーであるニールセンIQ(NIQ)は、Finding Harmony on the Shelf2025 Global Outlook on Private Label &Branded Products2025年プライベートブランドとナショナルブランドに関するグローバル展望)」の調査にて、APACの消費者によるブランド選好の基準が変わりつつある実態を明らかにしました。 本調査レポートは、オーストラリア、中国、インド、インドネシア、シンガポール、韓国、タイを含む25の市場、17,000人以上の消費者の回答を元に作成されており、PBとNBに対するAPACの消費者の認識がどのように変化しているかを明らかにしています。PBへの信頼が高まり受け入れられつつある一方で、NBに対しての感情的な結びつきや品質への信頼性も継続しており、双方に新たな成長機会が生まれています。




レポートによると、APACの消費者の半数以上(54%)が、PB商品を購入する可能性が以前よりも高まったと回答しており、特にタイ(64%)、インド(61%)、中国(56%)、インドネシア(55%)でこの傾向が高くなっています。かつてPBは、手に入りやすいという観点で消費者から評価されていましたが、それが価値、品質、地域サポートへとシフトしつつあります。


一方で、NBは依然として消費者のマインドの中で強固な地位を保っています。APACの消費者がNBに求める最大の期待点は品質の高さであり、幅広い品揃え、オムニチャネルでの流通、ブランド力の高さがそれに続きます。これらの特性は、APAC地域全体で確立されたブランドの魅力を強化する要因になっています。


「APACの小売市場は変化しており、PBとNBは、それぞれ独自でありながら相互補完的な役割を果たしています」とNIQ APAC ストラテジック アナリティクス&インサイト部門 マネージングディレクターのテレンス・コールは述べています。「価値や地域密着性、品質や知名度の高さといったそれぞれの強みを意識し、ともに成長する機会を見出すブランドが成功を収めるでしょう」


共生:競争ではなく、共に成長する


PBとNBは、正面から競合するのではなく、共生的な関係を構築することでより大きな価値を創出することができます。NIQの調査では、両者が共に成長できる方法として以下を挙げています。



  • ブランド・ハロー効果:PBは、信頼されている有名なブランドと並ぶことで信頼を築くことができる。


  • トラフィックの増加:PBへの関心が店舗全体の集客力を高め、すべてのブランドにメリットをもたらす。


  • 価格の基準設定:プレミアムブランドの価格設定が、PBの価値訴求の土台となる。


  • 市場の拡大:PBの成長は、カテゴリーを拡大し新たな機会を切り拓く手助けとなる。


     




このダイナミックな変化は、直接的な競争ではなく、協調的な成長を受け入れるブランドと小売業者にとって新たな機会を開き、APACでの長期的な成功を導くものであると示唆しています。


レポートについて


「Finding Harmony on the Shelf:2025 Global Outlook on Private Label &Branded Products(2025年プライベートブランドとナショナルブランドに関するグローバル展望)」は、NIQが2024年12月から2025年1月にかけて、オーストラリア、中国、インド、インドネシア、シンガポール、韓国、タイを含む25か国で実施したNIQのグローバル調査に基づいています。回答者は、本調査への協力に同意した世帯の購買意思決定を担う消費者です。各国の国勢調査データに沿って年齢・性別を割り当てたサンプル数を用い、統計的な信頼性を確保しています。


こちらをクリックして、グローバル報告書の全文のコピーをダウンロードしてください。


NIQについて


NIQは、消費者購買行動に関する最も包括的なインサイトを提供し、新たな成長経路を明らかにする、業界大手のコンシューマーインテリジェンス企業です。NIQは2023年にGfKと合併し、最も優れたグローバルな情報を持つ2つの業界大手が統合されました。2社のグローバルなリーチは90か国以上に及び、世界の人口の約85%と、7兆2,000億ドルを超える世界の消費者支出をカバーしています。NIQは、包括的な小売の分析と消費者インサイト(最先端のプラットフォームによる高度な分析機能により提供)により、Full View™を実現します。


詳細については、 www.niq.com をご覧ください。


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