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2024年エコラボWatermark調査で、水への関心が消費者購買行動を変えることが明らかに



2回目のグローバル調査で中国、IMEA、ラテンアメリカの消費者が水を過剰に使用する製品の購入をやめていることが判明

ミネソタ州セントポール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --世界的なサステナビリティ・リーダーとして水のソリューションとサービスを提供するエコラボは、2回目となる年次「Watermark™調査」の結果を発表し、世界各地のウォーター・スチュワードシップの現状を報告しました。




今年の調査では、消費者が依然として気候変動と、清潔で安全な水への身近なアクセスに大きな懸念を抱いており、こうした懸念が消費者の購買習慣に反映されていることがわかりました。複数の地域にまたがる消費者の過半数が、水を過剰に使用する製品の購入をやめていると回答しており、その傾向は特に中国(80%)、IMEA(69%)、ラテンアメリカ(65%)で顕著になっています。


消費者はまた、持続可能な方法で生産された製品であればより高い金額でも支払う意思があるとしており、全地域で過半数の人が1~4%上乗せして支払う意欲があると回答しています。この傾向が最も目立っているのは中国(93%)、IMEA(86%)、ラテンアメリカ(75%)です。


「このデータをどう見ても、持続可能性が消費者の関心の的です」とエコラボの会長兼最高経営責任者のクリストフ・ベックは話しています。「現在の企業は、製品の購入を控えようとする消費者と、より大きなリターンを求める投資家の板挟みになっています。幸い、スマートな水管理を優先させることでその両方を満足させる方法を提供することができ、この重要な資源を保護しながら、財務業績を良い方向に持っていくことが可能です」


今年の調査は2023年に確認された傾向を踏襲した上に、説得力のある新たなインサイトが含まれています。



  • 清潔で安全な水へのアクセスは依然として最重要課題であると考えられており、ほとんどの地域では、将来的な清潔で安全な水へのアクセスよりも直近のアクセスに関心が集まっている。水関連の問題に対する関心が最も大きい地域は、ラテンアメリカ(90%)、中国(88%)、米国(80%)となっている。


  • 消費者は引き続き、水の保全に対する責任が一番大きいのは企業や政府であると考えているものの、ほとんどの消費者は、これらの当事者がこの問題に十分配慮できていないと考えている。特に米国、欧州、アジア太平洋、ラテンアメリカではこの傾向が強く、これらの国々が水の保全に配慮していると考えている回答者は42%~51%であった。


  • 消費者は、水使用量の削減について特定の産業により大きな責任があると考えており、水の使用量が最も多い産業として農業、飲食業、製造業を挙げる回答者が多い。


  • 水問題への対処に関して企業や政府に対する消費者の信頼は下がりつつあり、米国と欧州では企業や政府が水の保全に配慮していると考えている消費者は50%を割り込んでいる。


2024年のエコラボWatermark調査では、地域やその他の属性によっても消費者に違いがあると報告されています。人口密度には、気候や水問題に対する消費者の関心度と最も顕著な相関関係があることがわかりました。実際に、都市部に住む消費者は、農村部に住む消費者に比べて気候変動への関心が高いように見受けられます。これが最も目立つのは、アジア太平洋(85%)と米国(74%)の都市部の消費者です。


「農村部の消費者は随分前から気候への潜在的な影響を理解していましたが、都市部の消費者がこうした課題に対する認識を示しているのは新しい傾向です」とエコラボのシニア・バイス・プレジデント兼最高サステナビリティ責任者のエミリオ・テヌータは述べています。「長引く熱波であれ、ひっ迫したインフラであれ、クリーンな空気や水へのアクセスの不平等であれ、これらは今、世界中の主要都市で生活をしたり働いたりしている人々の間で懸念の上位に上がってきています」


世界各地の調査結果に加えて、今年は米国特有のデータとして以下のことも明らかになりました。



  • 米国の消費者の73%が気候変動は個人的に重要だと考えているが、企業の幹部や政府が配慮していると考えている人は50%を割っている。


  • 水に関する懸念は米国成人の間で根強く、清潔で安全な水へのアクセス(71%)と利用可能な水(80%)の両方が将来に向けた懸念として大きくなりつつある。


  • 米国の消費者は、水を保全するために自らの行動を変える意欲を持っており、3分の1(33%)が水を過剰に使用する製品の購入を控え、3分の2以上(71%)が水不足への効果的な対処が可能であると前向きである。


今回のエコラボWatermark調査第2弾は、モーニング・コンサルトと提携して2024年上半期に一般成人を対象として実施され、今後も毎年実施される予定です。グローバルの全結果と国別の結果を見るには、watermark.ecolab.comのインタラクティブなダッシュボードからご覧ください。


エコラボについて


数百万の顧客に信頼されるパートナーであるエコラボ(NYSE:ECL)は、人々とその生活に欠かせない資源を守る水・衛生・感染予防のソリューションとサービスを提供する世界的なサステナビリティ・リーダーです。1世紀にわたるイノベーションを基盤として年間150億ドルを売り上げ、4万6,000人以上を雇用し、世界170か国以上で事業を展開しています。また、科学に基づく包括的なソリューション、データを活用したインサイト、世界水準のサービスの提供を通じて、食品安全の促進、清潔で安全な環境の維持、水・エネルギー使用の最適化を目指しています。エコラボの画期的なソリューションで、食品、医療、ライフサイエンス、ホスピタリティ、工業の各市場の顧客の事業効率やサステナビリティを高めます。www.ecolab.com


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(ECL-C)


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