~三相ブラシレスDCモーターのセンサーレス制御に適した第一弾製品を出荷開始~
川崎--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --東芝デバイス&ストレージ株式会社は、ゲートドライバー[注1] ICにマイクロコントローラー(マイコン)を内蔵した「SmartMCD™」シリーズの量産出荷を開始しました。先頭製品の「TB9M003FG」は、車載の電動ウオーターポンプや電動オイルポンプ、電動ファン、電動ブロワーなどで使用する三相ブラシレスDCモーターのセンサーレス制御に適しています。
TB9M003FGは、三相ブラシレスDCモーター駆動用のN-chパワーMOSFETを制御/駆動するゲートドライバーに、マイコン(Arm® Cortex®-M0)やフラッシュメモリー、電源コントロール機能、通信インターフェース機能などを集積化しています。これにより、システムの小型化や部品点数の低減、高度で複雑なモーター制御が可能となり、さまざまな車載モーターアプリケーションで使用できます。
また、当社独自の正弦波制御用のハードウエアであるベクトルエンジンを内蔵しており、マイコンの負荷低減やソフトウェアプログラムの容量低減なども可能になります。
なお、TB9M003FGを活用したリファレンスデザイン「SmartMCD™適用ボディ系モーター制御回路」を開発し、本日当社webサイトに公開しました。
市場拡大する電動車(xEV)には電動化、部品統合、ECU(Electronic Control Unit)の小型化やモーターの静音化などが求められています。新製品は、ゲートドライバーにマイコンを集積化することによりECUの小型化、ベクトル制御によりモーターの静音化などに貢献します。
[注1] MOSFETを駆動するためのドライバー
応用機器
車載
電動ウオーターポンプ
電動オイルポンプ
電動ファン
電動ブロワーなど
新製品の主な特長
三相ブラシレスDCモーターのセンサーレス制御ゲートドライバーIC (チャージポンプ回路内蔵)
32bit MCU (Arm® Cortex®-M0)、動作周波数: 40MHz (低速・高速オンチップ発振器)
内蔵メモリー
FLASH: 64KByte、ROM: 12KByte、RAM: 4KByte
ベクトルエンジン、プログラマブルモータードライバー内蔵
1シャント抵抗電流検出アンプ、12ビットA/Dコンバーター、10ビットA/Dコンバーター内蔵
各種検出回路
電流制限、過電流、Vbat電圧超過、過熱など
通信方式: LIN通信とPWM通信選択型、UART
車載電子部品認定規格のAEC-Q100 (Grade 0) に準拠
新製品の主な仕様
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新製品の詳細については下記ページをご覧ください。
TB9M003FG
当社の車載モータードライバー製品については下記ページをご覧ください。
アナログデバイス
*Arm、Cortexは、米国および/あるいはその他の国におけるArm Limited (またはその子会社)の登録商標です。
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