国連環境計画、ザ・ネイチャー・コンサーバンシー、各国政府、研究機関、民間セクターの世界の専門家が集結し、世界各地で得られた教訓に基づく海洋管理の向上におけるベストプラクティスを共有。
ポルトガル・リスボン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 海洋保護区（MPA）は、生物多様性に対する脅威の低減、海洋と沿岸部の生息地の保全、気候変動対策の構築、持続可能な利用を通じた人間のニーズの支援のための中心的ツールです。生物多様性条約のグローバル生物多様性枠組みは、2030年までにMPAの対象海域を30%に拡大する意欲的な目標を掲げようとしています。しかし、局地的・世界的脅威が加速する中、海洋保護区の目標項目を満たしている保護区は3%未満に過ぎません。
この課題に対処するため、専門家のチームがポルトガルのリスボンで2022年6月に国連海洋会議に集結し、「質が重要：複数の共同利益をもたらすガバナンスの強化、効果的な管理、海洋保護区の強靭化」（Quality Matters: Enhancing Governance, Effective Management and Resilience of Marine Protected Areas for Multiple Co-benefits）と題されたサイド・イベントに参加します。イベントには民間セクターや各地の海洋科学機関の講演者、非営利組織、各国政府、政府間組織の代表者が出席します。講演者は、海洋管理におけるイノベーションとベストプラクティスの推進手法について情報を共有し、重要な価値を持つツールを取り上げ、協働・知識共有・教訓の取り込みの拡大を図ります。ザ・ネイチャー・コンサーバンシーのグローバル・リーフ・リードのリジー・マクラウド博士は、次のように述べています。「海洋の健康改善には、民間セクター、各国政府、非政府組織、研究者、地元コミュニティーを包括する強力なパートナーシップが欠かせません。海洋管理を向上させるために世界各地の教訓とベストプラクティスを活用することは、主要パートナーとのソリューションの共創を含む、保全活動上の優先事項となっています。」
このイベントに基づいて、国連環境計画、ザ・ネイチャー・コンサーバンシー、他の保全パートナーはメアリー・ケイの支援の下、海洋管理の向上、海洋保護区の持続可能な資金調達の支援、世界のベストプラクティスに基づいた海洋生息域の復元の実践に役立つ海洋管理者向けのさまざまな意思決定推進ツールを開発していきます。科学的イノベーション、最新技術、世界のベストプラクティスの活用を通じて、海洋管理者は世界の海洋生態系が直面している重要な脅威に、より良く対処することが可能になります。国連環境計画のプログラム責任者のOle Vestergardは、次のように述べています。「MPAは、海洋の健康と持続可能な開発の鍵を握ります。しかし、さまざまな支援無くしては、常に効果を発揮できるとは限りません。海洋をより良く保護するために海洋関係者が必要とするMPAの設計と管理、知識共有、協力の改善を可能にする意思決定支援ツールが求められています。」
メアリー・ケイのデボラ・ギビンズ最高執行責任者は、次のように述べています。「メアリー・ケイは、最も貴重な地球の財産である海洋を保護する取り組みにおいて、UNEPおよび世界各地の他の専門家との協働においてTNCを支援でき、うれしく思います。これらの組織は、地球の水路を保全する闘いの最前線にあり、メアリー・ケイの支援により、未来の世代に資する地球の海洋の健康を確保するために必要なツールとリソースを手に入れられると期待しています。」
各国政府が保全目標を改良する中、世界的な生物多様性と持続可能な開発目標の達成を助ける新しいイノベーションと技術に光を当てることは、時宜にかなっています。海洋対策の計画者と管理者が、気候変動と他の脅威に直面している海洋生息域をより良く管理する能力を強化するために、新しい意思決定ツールとその基礎を成す科学が求められています。
ザ・ネイチャー・コンサーバンシーについて
ザ・ネイチャー・コンサーバンシーは、あらゆる生命が依存する土地や水域の保全に取り組む世界的な自然保護団体です。科学に導かれ、私たちは自然と人々が共に繁栄できるよう、この世界で最も困難な課題について革新的で地に足の着いた解決策を生み出します。気候変動や土地・水・海洋の保全にかつてない規模で取り組み、食料と水を持続可能な形で提供し、より持続可能な都市の創造を支援しています。私たちは79カ国・地域で活動し、地域社会や政府、民間セクターその他のパートナーと連携したアプローチを採用しています。詳細はwww.nature.orgをご覧いただくか、ツイッターで@nature_pressをフォローしてください。
国連環境計画（UNEP）について
UNEPは、環境に関する世界の声を発する主導機関です。UNEPは、各国の政府と国民が将来の世代の生活の質を損なうことなく自らの生活の質を改善できるよう支援や情報提供を行い、環境の保全に指導的役割を果たすとともに、パートナーシップを奨励しています。
メアリー・ケイについて
ガラスの天井を打ち破った女性の先駆者の一人として知られるメアリー・ケイ・アッシュは、1963年に1つの目標を掲げて自らの夢である化粧品会社を起業しました。その目標とは、女性の人生を豊かにすることです。彼女の夢は、約40カ国に数百万人の独立したセールス担当者を擁する数十億ドル規模の会社へと発展しました。起業家精神を開発する企業としてメアリー・ケイが力を入れている活動は、教育、メンターシップ、唱道活動、ネットワーキング、イノベーションを通じた女性の道程の支援です。メアリー・ケイは、美容の背後にある科学への投資と、最先端のスキンケア、カラー化粧品、栄養補助食品、フレグランスの製造に注力しています。当社は、持続可能な未来のために今の生活を豊かにし、卓越した事業運営の促進に努力する世界の組織と提携し、がん研究を支援し、ジェンダー平等を推進し、家庭内虐待の被害者を保護し、地域社会を美化し、子供たちが夢を追求するよう奨励することに、信念を持って取り組んでいます。詳細については、marykayglobal.com、フェイスブック、インスタグラム、リンクトインをご覧ください。ツイッターでのフォローもお願いします。
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