独アッヘンミューレ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- すい臓の疾患は、患者に深刻な影響を与える可能性があり、診断には困難が伴います。患者が生き延びるためには、早期発見が非常に重要です。欧州では現在、すい臓がん患者の90パーセント以上が診断後5年以内に死亡しています。バイエルン州アッヘンミューレを拠点とする国際的な大手医療技術企業であるメディ・グローブ・グループは、フランスのストラスブールにある大学病院研究所(IHU)と共同で、超音波内視鏡(EUS)検査ですい臓疾患を検出するための世界初のAIソフトウエアを開発していきます。ここで鍵を握る技術となるのは人工知能です。本AIソフトウエアは現在、市場導入に先立つ大規模な臨床研究の一環として、患者を対象とした臨床試験、いわゆるヒト初回適用に移行しています。
世界有数の消化器病専門医ですい臓疾患検出の分野で第一人者のレオナルド・ソーサ・バレンシア教授は、次のように述べています。「この新しいソフトウエアはすい臓疾患、特にすい臓がんの診断に革命をもたらす潜在力を持っています。それは社会全体にとっての夢であり、医療と医療技術にとって重要な節目となる成果です。」
本AIソフトウエアは、世界で最も経験豊富な消化器病専門医の臨床経験を統合するものです。無数のすい臓EUS検査から得た知見をアルゴリズムでまとめ、それを超音波内視鏡に活用できるように変換します。これらの専門知識は、深層学習の手法に従ったニューラルネットワークの訓練に使用されます。診断にとってとりわけ重要なのは、早期段階ですい臓の病変部を発見することで、細針生検により組織試料を正確に採取し、さらなる分析を行い、治療方針決定の基礎にできるようにすることです。
メディ・グローブ・グループの事業開発ディレクターであるDr.マーカス・シェーンバーガーは、次のように述べています。「本AIソフトウエアにより、当社は将来的に、消化器病専門医に対し、バーチャルな専門家を提供し、治療法を決定するための診断を大幅に改善する機会をもたらすことが可能になります。最初の臨床適用では既に、非常に良好な結果が得られています。複雑な症例でさえも、小さな病変が発見されています。このことは、治療する医師、そして何よりも患者に対し、中期的な患者治療の改善への大きな希望を与えるものです。」
メディ・グローブ・グループの詳細についてはhttps://medi-globe-group.com/をご覧ください。
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