米ミネソタ州フェアリボ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 2021年10月22日に開館したノルウェーのオスロにある新ムンク美術館には、エドヴァルド・ムンク(1863-1944)の作品が展示されています。ムンクは、大規模で複雑な作品群を制作しましたが、「叫び」で最もよく知られています。
新しい美術館のために、ドイツのWERNER MURRER RAHMENとHALBE Rahmenは、ムンクのスタイルの美学に沿いながら、厳密な保存要件に合わせて500枚以上の額を製作しました。Tru Vueのオプティアム・ミュージアム・アクリル(Optium Museum Acrylic®)が、これらの世界的に有名な芸術作品を親密な鑑賞体験と共に保護します。
ムンク美術館の再額装プロジェクトのドキュメンタリー映画の視聴と詳細については、https://tru-vue.com/2021/11/new-frames-fitted-with-optium-museum-acrylic-at-munchmuseet/をご覧ください。
ムンク美術館の二重額縁システムには、目に見える外部と隠された内部が含まれています。
WERNER MURRER RAHMENは、オリジナルのムンクの額縁に関する広範な歴史的研究に基づいた、外側の装飾的な木製額縁を手作りしました。ムンクはシンプルな木製額縁を使い、作品を頻繁に屋外に置いたままにして自然と直接触れ合うようにしたことから、独特のパティナが生まれました。
HALBE Rahmenは、オプティアム・ミュージアム・アクリルと細いアルミニウム製プロファイルによる金庫のような内部フレームを設計しました。木製の部分で覆われ、基本的に見えないようになっています。磁気クロージャーにより、芸術作品に前面から装着し、取扱いを減らすことができます。
「これは素晴らしいシステムです。額縁は非常に重要です」と、ムンク美術館の移転プロジェクト・リーダーであるBarbara De Haanは述べています。Barbara De Haanは、新しい額縁とオプティアム・ミュージアム・アクリルに収められたムンクの作品の1つを観察し、「非の打ち所がありません。いかに作品が生き生きとしてくるかが見て取れます。作品が語りかけてきます」と述べています。
Tru Vueの美術品・美術館担当ディレクターのDr. Jennifer Boothは、次のように述べています。「新ムンク美術館の来館者が、ムンクの作品に可能な限り近づき、それを実際に感じて体験できるということが重要でした。それと同時に、作品を保護する必要がありました。当社は、来館者が当社の製品に気づくことを望んでいません。来館者がそのような障壁を感じるのではなく、芸術作品の中に入り込み、絵の具の質感を目にし、作品の感情の中で我を忘れてほしいと考えています。」
Werner Murrerは、次のように述べています。「オプティアム・ミュージアム・アクリルを用いると、前面にガラスがなく、キャンバスの近くにいるように感じられます。グレージングは必要ですが、それが見えないに越したことはありません。」
David Halbeは、次のように述べています。「芸術作品と来館者の間にあるグレージングは、非常に重要です。鑑賞を妨げることなく、絵画を保護しなくてはなりません。」
ムンク美術館のアート・テクニカル・マネジャーのJohan Øvergårdは、次のように述べています。「合わせガラスと比較して、Tru Vueのオプティアム・ミュージアム・アクリルを使用するメリットは、軽量化されていることであり、これにより芸術作品の取扱いや輸送、設置が容易になります。」このシステムでは、ムンクの作品を国際的に貸し出すことも可能です。
世界中の美術館や特注額縁メーカーにサービスを提供するTru Vueは、UVから保護するノングレアの高性能ガラスおよびアクリルを米国で製造しています。
Tru Vueの事業担当バイスプレジデントのNate Soukupは、次のように述べています。「コーティング・プロセスは、当社の技術チームの多くの科学と芸術的タッチが組み合わされたものです。私たちは過去20年にわたり、オプティアムの製造を完成させるために、不断の努力を重ねてきました。当社は、ムンク美術館のようなお客さまが求める極めて厳しい品質仕様を備えた、大量かつ大型のアクリルを製造する能力を開発しました。」
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