米カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- GrAI Matter Labs(別名GML)は本日、GrAI Oneを発表しました。これは、エッジでの超低遅延と低電力演算に最適化された世界初のAIプロセッサです。
GrAI Oneは、当社のNeuronFlow技術に基づいた初のチップであり、アプリケーションの遅延を劇的に短縮します。例えば、PilotNetのようなディープラーニング・ネットワークのエンドツーエンドの遅延をマイクロ秒のオーダーまで短縮できます。NeuronFlowは、ダイナミック・データフロー・パラダイムをニューロモーフィック・コンピューティングと結合することで、大規模並列ネットワーク内演算を実現します。GrAI Oneは、自律ナビゲーション、ヒューマン・マシン・インタラクション、スマート医療の市場におけるレスポンスが重要なエッジ・アプリケーションを対象としています。
この完全デジタル・チップはTSMC 28nm技術で20mm2の大きさに196個のニューロンコアのメッシュを実装し、ローカル・ニューロン/シナプス・メモリーは総数20万ニューロンとなっています。提供されるGPIOインターフェースにより、ホストプロセッサで遅延が大きな問題となるAIワークロードをオフロードできます。ニューロンコアの使用率が100%の場合でも、GrAI Oneの消費電力はわずか35mWです。
GrAI Oneは、GMLのGrAIFlowソフトウェア開発キットでサポートされています。従来型プログラムの実行にも機械学習のコンピューティングにも利用でき、テンソルフロー、Python、C++といった業界標準の言語が使用できます。キットには、コンパイラ、シミュレータ、デバッガ、グラフィカル・エディタ、演算およびネットワークAPIが含まれます。GrAIFlowは現在、早期アクセス顧客に対してアーキテクチャー評価およびアプリケーション・プログラミング向けに提供されています。GrAI Oneのサンプル出荷は、2019年第4四半期に開始される見込みです。
当社最高経営責任者(CEO)のIngolf Heldは、こう語っています。「GrAI Oneは、エッジAIアプリケーションの処理を従来のアーキテクチャーと比べてオーダーレベルで高速化しつつ、電力消費はバッテリー使用デバイスに適したレベルに維持しています。GrAIFlowによって、当社は顧客が新たな超低遅延のユースケースを探ることができる機会を提供し、そうすることでエッジのあらゆるデバイスにイノベーションをもたらします。」
GrAI Matter Labsについて
GMLのミッションは、センサ・アナリティクスや機械学習のための超低遅延、低電力のプログラム可能AIプロセッサをエッジのあらゆるデバイスにもたらすことです。GrAI Matter Labsは、パリ/フランス、アイントホーフェン/オランダ、サンノゼ/シリコンバレーにオフィスを置いています。当社は先見性のある経験豊富なエンジニアのチームが経営し、iBionext、360 Capital Partners、3T Financeを含む先進的投資家の支援を受けています。詳細情報については、www.graimatterlabs.aiをご覧ください。
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