2015年の年初来純利益は132億ドル、希薄化後1株当たり1.09ドル
事業の勢いは継続
預金合計(EOP)は500億ドル(4%)増加して1兆1600億ドルに
新規の住宅ローンおよびホームエクイティローンは13%増加して170億ドルに
クレジットカードの新規発行は130万枚で、5%の増加
モバイル・バンキングの利用者数は14%増加して1840万人に
メリル・エッジ仲介資産は8%増加して1170億ドルに
ウェルス・マネジメント部門の貸出金残高(EOP)は120億ドル(10%)増加して1350億ドルに
グローバル・バンキング部門の貸出金残高(EOP)は300億ドル(11%)増加して3150億ドルに
投資銀行部門はアドバイザリー手数料で3億9100万ドルを生み出し、メリルリンチ合併以来四半期で過去2番目の好業績に
費用管理は継続的に前進、信用の質は依然として良好
訴訟費用を除いた利息外費用は4%減少して136億ドルに(A)
訴訟費用を除いたレガシー・アセット・サービシング事業の利息外費用は32%減少して9億ドルに (B)
純貸倒償却額は11%減少して9億3200万ドルに
資本と流動性は記録的水準
普通株式等Tier 1資本(移行)は1616億ドルに増加
普通株式等Tier 1資本(フェーズイン完了ベース)は過去最高の1531億ドルに増加(C)
世界的余剰流動性は700億ドル増加して記録的な4990億ドルに達し、所要資金確保期間(time-to-required
funding)は42カ月(D)
1株当たり有形純資産は10%増加して1株当たり15.50ドルに(E)
1株当たり簿価は7%増加して1株当たり22.41ドルに
平均資産利益率は0.82%、平均有形普通資本利益率は10%、平均普通資本利益率は6.97%(F)
年初来で株式買い戻しと配当金により31億ドルを普通株主に還元
注:上記の金額と変化率は特記ない限り2014年第3四半期比。
米ノースカロライナ州シャーロット--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)
--バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションは本日、2015年第3四半期の純利益が45億ドル(希薄化後1株当たり0.37ドル)となったと発表しました。前年同期は2億3200万ドル(1株当たり0.04ドル)の純損失でした。
ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「当四半期は、長期戦略の遂行を継続したことで堅実な結果となりました。当社事業の主な推進力である個人・法人顧客相手の預金と貸し出しは、当四半期に共に正しい方向に進み、クライアントのためのトレーディング業績は資本市場の厳しい環境の中でかなりの安定を維持しました。お客さまやクライアントへのサービスに対する当社のバランスの取れたアプローチは、経済が前進を続ける中で順調に進んでいます。」
ポール・ドノフリオ最高財務責任者(CFO)は、次のように述べています。「当四半期の当社の業績は、営業レバレッジを改善しながら事業への投資を継続する継続的努力の表れです。当社は資本と流動性を記録的水準に高め、当社のリスク枠組みを守り続けながら2四半期連続で貸出金総額を増やすことができました。」
財務概要 | |||||||||||||||
四半期 | |||||||||||||||
(単位は百万ドル、ただし1株当たりデータを除く) | 2015年9月30日締め | 2015年6月30日締め | 2014年9月30日締め | ||||||||||||
純利息利益、FTEベース1 | $ | 9,742 | $ | 10,716 | $ | 10,444 | |||||||||
利息外利益 | 11,171 | 11,629 | 10,990 | ||||||||||||
支払利息控除後総収益、FTEベース1 | 20,913 | 22,345 | 21,434 | ||||||||||||
貸倒引当金繰入額 | 806 | 780 | 636 | ||||||||||||
利息外費用2 | 13,807 | 13,818 | 20,142 | ||||||||||||
純利益(損失) | $ | 4,508 | $ | 5,320 | $ | (232 | ) | ||||||||
希薄化後普通株式1株当たり利益(損失) | $ | 0.37 | $ | 0.45 | $ | (0.04 | ) |
1
当社の完全課税対象(FTE)ベースは、非GAAP財務指標です。詳細情報については、脚注Gを参照してください。2015年9月30日、2015年6月30日、2014年9月30日締め四半期のGAAPベースの純利息利益は、それぞれ95億ドル、105億ドル、102億ドルでした。2015年9月30日、2015年6月30日、2014年9月30日締め四半期のGAAPベースの支払利息控除後総収益は、それぞれ207億ドル、221億ドル、212億ドルでした。
2
2015年9月30日、2015年6月30日、2014年9月30日締め四半期の利息外費用には、それぞれ2億3100万ドル、1億7500万ドル、60億ドルの訴訟費用が含まれます。
FTEベースでの支払利息控除後収益は2014年第3四半期比で5億2100万ドル減少し、209億ドル(G)になりました。これは主に、長期金利の低下による当社の債券ポートフォリオに対するマイナスの市場関連調整額が増大したことが原因であり、純デビット評価調整額(DVA)のプラスが前年同期比で増大したことによって部分的に相殺されています。当四半期には、マイナスの市場関連調整額の5億9700万ドルとプラスの純DVAの3億1300万ドルが含まれています。
2015年第3四半期の純利息利益はFTEベースで97億ドルとなり、前年同期比で7%(7億200万ドル)減少しました。市場関連調整額の影響を除けば、2015年第3四半期の純利息利益は103億ドルになります(前四半期は100億ドル、前年同期は105億ドル)(G)。2014年第3四半期からの減少は個人向け貸出金残高の減少と利回りの低下が原因であり、商業向け貸出金の増加と長期債務残高の減少によって部分的に相殺されています。
利息外利益は前年同期比で2%(1億8100万ドル)増加して112億ドルになりました。直近四半期の業績は、モーゲージ・バンキングおよびカード利益の前年同期比での増加、資産運用手数料およびその他の利益の増加を反映していますが、資本市場収益の減少と株式投資利益の減少によって部分的に相殺されています。
貸倒引当金繰入額は2014年第3四半期比で1億7000万ドル増加して8億600万ドルとなりました。2015年第3四半期の純貸倒償却額は9億3200万ドルでした。これに対して2015年第2四半期は11億ドル、2014年第3四半期比は10億ドルでした。2015年第3四半期の純貸倒償却比率は、前年同期の0.46%から0.42%に改善しました。純貸倒償却額の減少は消費者関連事業資産の動向の改善が主な要因であり、商業関連の貸倒償却額が増加したことで部分的に相殺されました。2015年第3四半期中の純引当金戻入額は1億2600万ドルでした(2014年第3四半期の純引当金戻入額は4億700万ドル)。
利息外費用は2014年第3四半期比で63億ドル(31%)減少して138億ドルになりました。2015年第3四半期の2億3100万ドル(前年同期は60億ドル)の訴訟費用を除けば、利息外費用は前年同期比で4%減少して136億ドルになりました。これには、レガシー・アセット・サービシング(LAS)費用の減少が反映されています(A)。コスト管理活動の継続により、当社は費用を前四半期比で比較的横ばいに維持しながら成長機会への投資を継続することができました。
2015年第3四半期の実効税率は26%で、これには特定の米国外の子会社の再編に関係した恩恵が含まれています。
事業部門別業績
当社の業績は、5つの事業部門別に報告しています。コンシューマー・バンキング部門、グローバル・ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント(GWIM)部門、グローバル・バンキング部門、グローバル・マーケッツ部門、レガシー・アセット・サービシング部門です。これら以外の事業は「その他すべて」に計上しています。
コンシューマー・バンキング部門 | |||||||||||||||
四半期 | |||||||||||||||
(単位:百万ドル) | 2015年9月30日締め | 2015年6月30日締め | 2014年9月30日締め | ||||||||||||
支払利息控除後総収益、FTEベース | $ | 7,832 | $ | 7,544 | $ | 7,749 | |||||||||
貸倒引当金繰入額 | 648 | 506 | 668 | ||||||||||||
利息外費用 | 4,434 | 4,318 | 4,462 | ||||||||||||
純利益 | $ | 1,759 | $ | 1,706 | $ | 1,669 | |||||||||
平均配賦資本利益率1 | 24 | % | 24 | % | 22 | % | |||||||||
平均貸出金残高 | $ | 206,337 | $ | 201,703 | $ | 197,374 | |||||||||
平均預金残高 | 548,895 | 545,454 | 514,549 | ||||||||||||
期末 | |||||||||||||||
仲介資産 | $ | 117,210 | $ | 121,961 | $ | 108,533 |
1
平均配賦資本利益率は、非GAAP財務指標です。当社では、この非GAAP財務指標の利用によって事業部門の業績の評価が一層明瞭なものとなると考えています。他の会社は、この指標を異なる形で定義、計算しているかもしれません。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。
事業概要
平均預金残高は前年同期比で343億ドル(7%)増加し、5489億ドルになりました。
当社は2015年第3四半期に第1リエンの住宅ローンを137億ドル、ホームエクイティローンを31億ドル融資しました。これに対して、前年同期はそれぞれ117億ドルと32億ドルとでした。
顧客仲介資産は前年同期比で87億ドル(8%)増加して1172億ドルとなりました。その主な要因は堅調な口座への入金ですが、市場のバリュエーションの低下によって部分的に相殺されています。
2015年第3四半期に当社は新規の個人クレジットカードを130万枚発行しました。これは、前年同期の発行枚数の120万枚と比べて増加しています。
財務概要
コンシューマー・バンキング部門の純利益は18億ドルとなり、前年同期比で5%増加しました。当事業は、当四半期中に顧客活動が増加し、預金額、モーゲージの新規貸付、クレジットカード発行、仲介資産が前年同期比で増加しました。さらに、モバイル・バンキングの利用者数は前年同期比で14%増加して1840万人となりました。
収益は2014年第3四半期から1%増加して78億ドルとなりました。これは利息外利益の増加が純利息利益の減少によってほぼ相殺されたことが原因です。純利息利益は減少しました。これは、当社の資産負債管理(ALM)活動の配賦の影響とカード利益率の低下の影響が預金額の増加による利益を上回ったことが原因です。利息外利益は6%増加して28億ドルになりました。その主要因は事業売却の利益とカード利益の増加ですが、サービス課金の減少によって部分的に相殺されています。
貸倒引当金繰入額は前年同期比で2000万ドル減少して6億4800万ドルになりました。その主要因は、小企業およびクレジットカード関連事業資産を中心とした信用の質の継続的改善です。
利息外費用は、当社がサービス・ネットワーク及びおよび投資の最適化を継続し、またこの活動による節約額の一部をセールス・スペシャリストの追加という形で事業に再投資する中で2014年第3四半期比で1%減少し、44億ドルになりました。過去12カ月間において、当社はモーゲージローン担当者、金融ソリューション・アドバイザー、小企業担当銀行員を300人以上追加して顧客対応の促進と顧客関係の深化を図りました。
モバイル・バンキングおよびその他のセルフサービスでの利用経路の継続的な成長の結果として、2014年第3四半期以後、当社は244拠点を閉鎖または売却し、38拠点を追加し、2015年第3四半期末時点の金融センター数は合計4741カ所になりました。
2015年第3四半期の平均配賦資本利益率は24%でした(2014年第3四半期は22%)。
グローバル・ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント部門(GWIM) | |||||||||||||||
四半期 | |||||||||||||||
(単位:百万ドル) | 2015年9月30日締め | 2015年6月30日締め | 2014年9月30日締め | ||||||||||||
支払利息控除後総収益、FTEベース | $ | 4,468 | $ | 4,573 | $ | 4,666 | |||||||||
貸倒引当金繰入額 | (2 | ) | 15 | (15 | ) | ||||||||||
利息外費用 | 3,447 | 3,459 | 3,405 | ||||||||||||
純利益 | $ | 656 | $ | 689 | $ | 812 | |||||||||
平均配賦資本利益率1 | 22 | % | 23 | % | 27 | % | |||||||||
平均貸出金およびリース金融 | $ | 133,168 | $ | 130,270 | $ | 121,002 | |||||||||
平均預金残高 | 243,980 | 239,974 | 239,352 | ||||||||||||
期末(単位:十億ドル) | |||||||||||||||
運用資産 | $ | 877 | $ | 930 | $ | 888 | |||||||||
顧客預かり残高合計2 | 2,396 | 2,522 | 2,462 |
1
平均配賦資本利益率は、非GAAP財務指標です。当社では、この非GAAP財務指標の利用によって事業部門の業績の評価が一層明瞭なものとなると考えています。他の会社は、この指標を異なる形で定義、計算しているかもしれません。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。
2 顧客預かり残高合計は、運用資産、顧客仲介預金、受託資産、顧客預金、およびローンとして定義されています(信用取引融資を含む)。
事業概要
ウェルス・アドバイザーの人数は前年同期比で998人増加し、1万8037人になりました。これは、アドバイザー開発プログラムへの継続的投資、求人の競争力の改善、アドバイザー離職の過去最低に近い水準への低下が原因です。この増加にはコンシューマー・バンキング部門のアドバイザーの174人が含まれ、当社はスペシャリストのネットワークを引き続き拡大して顧客対応の幅と深みを拡大しています。
2015年第3四半期の長期運用資産(AUM)のフローは44億ドルとなり、25四半期連続での流入超となりました。
平均預金残高は前年同期比で2%(46億ドル)増加して2440億ドルとなり、平均貸出金残高は前年同期比で10%増加して1332億ドルとなりました。貸出金残高の拡大は22四半期連続です。
資産運用手数料は2014年第3四半期比で2%増加し、21億ドルとなりました。
財務概要
グローバル・ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント部門は6億5600万ドルの純利益となりました(2014年第3四半期は8億1200万ドル)。収益は1億9800万ドル減少して45億ドルとなり、資産運用報酬の増加を取引収益の減少と純利息利益に対するALM活動の配賦の影響が上回りました。これは、クライアントが仲介関係から一任関係への移行を続けているという取引収益関係の流れが継続していることが関係しており、市場の下落と新規発行活動の低調も悪影響を与えました。
2015年第3四半期の税引前利益率は23%となり、前年同期の27%から低下しています。
利息外費用は前年同期比で若干増加して34億ドルになりました。訴訟関連費用が増加し、ウェルス・アドバイザーの数は前年同期比で6%増加したことが原因です。
貸倒引当金の戻入は、前年同期比で1300万ドル減少して200万ドルの戻入となりました。前年同期は回収額が多かったことが原因です。
2015年第3四半期の平均配賦資本利益率は22%でした(前年同期は27%)。
グローバル・バンキング部門 | |||||||||||||||
四半期 | |||||||||||||||
(単位:百万ドル) | 2015年9月30日締め | 2015年6月30日締め | 2014年9月30日締め | ||||||||||||
支払利息控除後総収益、FTEベース | $ | 4,191 | $ | 4,106 | $ | 4,345 | |||||||||
貸倒引当金繰入額 | 179 | 177 | (64 | ) | |||||||||||
利息外費用 | 2,020 | 1,932 | 2,016 | ||||||||||||
純利益 | $ | 1,277 | $ | 1,251 | $ | 1,521 | |||||||||
平均配賦資本利益率1 | 14 | % | 14 | % | 18 | % | |||||||||
平均貸出金およびリース金融 | $ | 310,043 | $ | 300,631 | $ | 283,264 | |||||||||
平均預金残高 | 296,321 | 288,117 | 291,927 |
1
平均配賦資本利益率は、非GAAP財務指標です。当社では、この非GAAP財務指標の利用によって事業部門の業績の評価が一層明瞭なものとなると考えています。他の会社は、この指標を異なる形で定義、計算しているかもしれません。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。
事業概要
2015年第3四半期におけるバンクオブアメリカ・メリルリンチ全社の投資銀行手数料(自社主導ディールを除く)は13億ドルとなり、世界ランキングで第3位を維持しました(H)。
バンクオブアメリカ・メリルリンチは、2015年第3四半期中のハイイールド社債、レバレッジド・ローン、モーゲージ担保証券、資産担保証券、転換可能債券、投資適格社債、シンジケート・ローン、デット資本市場で世界の金融機関上位3社に入りました(H)。
全社のアドバイザリー手数料は3億9100万ドルとなり、これはメリルリンチ合併以来で2番目の好業績です。
平均貸出金およびリース金融残高は前年同期比で268億ドル(9%)増加して3100億ドルになりました。商業・工業向け貸付関連事業資産と商業不動産関連事業資産の成長が主な要因です。
財務概要
グローバル・バンキング部門の2015年第3四半期の純利益は13億ドルになりました(2014年第3四半期は15億ドル)。貸出金および預金の強力な成長とアドバイザリー手数料の増加が純利息利益の減少と業界取扱量の減少に沿った引受手数料の減少によって相殺されました。
純利息利益が1億500万ドル減少しました。これは、当社のALM活動の配賦の影響と流動性費用、そしてローン・スプレッドの縮小が反映されています。これは、貸出金の増加によって部分的に相殺されています。第3四半期の自社主導ディールを除いた全社の投資銀行手数料は前年同期の14億ドルから13億ドルに減少しました。アドバイザリー手数料の増加よりも株式発行手数料の減少が大きく影響しました。
2015年第3四半期の平均配賦資本利益率は14%でした(前年同期は18%)。
貸倒引当金繰入額は前年同期比で2億4300万ドル増加して1億7900万ドルになりました。これは、貸出金残高が増加したことと前年の引当金戻入が多かったことに関係しています。利息外費用は、前年同期比で比較的横ばいの20億ドルでした。
グローバル・マーケッツ部門 | |||||||||||||||
四半期 | |||||||||||||||
(単位:百万ドル) | 2015年9月30日締め | 2015年6月30日締め | 2014年9月30日締め | ||||||||||||
支払利息控除後総収益、FTEベース | $ | 4,071 | $ | 4,267 | $ | 4,161 | |||||||||
支払利息控除後総収益、FTEベース、純DVAを除く1 | 3,758 | 4,165 | 3,956 | ||||||||||||
貸倒引当金繰入額 | 42 | 6 | 45 | ||||||||||||
利息外費用 | 2,683 | 2,732 | 3,357 | ||||||||||||
純利益 | $ | 1,008 | $ | 992 | $ | 371 | |||||||||
平均配賦資本利益率2 | 11 | % | 11 | % | 4 | % | |||||||||
総平均資産 | $ | 597,103 | $ | 602,735 | $ | 599,977 |
1
非GAAP指標です。2015年9月30日、2015年6月30日、2014年9月30日締め四半期の純DVA利益は、それぞれ3億1300万ドル、1億200万ドル、2億500万ドルでした。
2
平均配賦資本利益率は、非GAAP財務指標です。当社では、この非GAAP財務指標の利用によって事業部門の業績の評価が一層明瞭なものとなると考えています。他の会社は、この指標を異なる形で定義、計算しているかもしれません。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。
事業概要
エクイティ事業のセールスおよびトレーディング収益(純DVAを除く)は、前年同期比で12%増加して12億ドルになりました。これは、良好な市場環境を反映してデリバティブの成果が好調だったことが原因です(I)。
バンクオブアメリカ・メリルリンチの米国エクイティ・リサーチ・チームは、インスティテューショナル・インベスター誌による2015年全米調査で1位にランクされました。
財務概要
2015年第3四半期のグローバル・マーケッツ部門は10億ドルの純利益となりました(前年同期は3億7100万ドル)。訴訟関連を中心とした利息外費用の減少が、債券・通貨・コモディティー(FICC)のセールスおよびトレーディング収益の減少によって部分的に相殺されています。
収益は、前年同期比で9000万ドル(2%)減少して41億ドルになりました。純DVAを除けば、収益は1億9800万ドル(5%)減少して38億ドルになりました(J)。純DVA利益は3億1300万ドルでした(前年同期は2億500万ドル)。
セールスおよびトレーディング収益は、前年同期比で比較的横ばいの35億ドルでした。純DVAを除けば、セールスおよびトレーディング収益は2014年第3四半期比で4%減少して32億ドルになりました。株式セールスおよびトレーディング収益の増加をFICCセールスおよびトレーディング収益の減少の影響が上回りました(I)。
債券・通貨・コモディティー事業のセールスおよびトレーディング収益(純DVAを除く)は、前年同期比で11%減少しました。これは、信用関連事業での減少が原因ですが、金利商品の改善によって部分的に相殺されました(I)。エクイティ事業のセールスおよびトレーディング収益(純DVAを除く)は、前年同期、前年同期比で12%増加しました。これは、良好な市場環境を反映してデリバティブの成果が好調だったことが主な原因です(I)。
利息外費用は前年同期比で6億7400万ドル減少して27億ドルとなりました。訴訟費用の減少が主な原因です。前年同期には訴訟費用の約6億ドルが含まれ、その多くは、税控除の対象となりませんでした。訴訟を除けば、利息外費用は収益関連費用の減少を主要因として4%減少しました(K)。
2015年第3四半期の平均配賦資本利益率は11%でした。
レガシー・アセット・サービシング(LAS)部門 | |||||||||||||||
四半期 | |||||||||||||||
(単位:百万ドル) | 2015年9月30日締め | 2015年6月30日締め | 2014年9月30日締め | ||||||||||||
支払利息控除後総収益、FTEベース | $ | 841 | $ | 1,089 | $ | 556 | |||||||||
貸倒引当金繰入額 | 6 | 57 | 267 | ||||||||||||
利息外費用1 | 1,143 | 961 | 6,648 | ||||||||||||
純利益(損失) | $ | (196 | ) | $ | 45 | $ | (5,114 | ) | |||||||
平均貸出金およびリース金融 | 29,074 | 30,897 | 35,238 | ||||||||||||
期末 | |||||||||||||||
貸出金およびリース金融 | $ | 27,982 | $ | 30,024 | $ | 34,484 |
1
2015年9月30日、2015年6月30日、2014年9月30日締め四半期の利息外費用には、2億2800万ドル、5900万ドル、53億ドルの訴訟費用が含まれます。
事業概要
LASがサービシングを行う第1順位ローンの60日以上の延滞件数は、2015年第3四半期末時点で11万4000件に減少しました。これは前四半期比で1万8000件(14%)の減少、前年同期比では10万7000件(48%)の減少です。
訴訟を除けば、2015年第3四半期の利息外費用は約9億ドルでした。これに対して、2015年第2四半期は9億ドル、2014年第3四半期は13億ドルでした(B)。
財務概要
2015年第3四半期のレガシー・アセット・サービシング部門の純損失は1億9600万ドルで、2014年の同期は51億ドルの純損失でした。これは主として訴訟費用の減少が原因です。2015年第3四半期の収益は増加しました。ヘッジ成果控除後のモーゲージ・サービシング権(MSR)の成果の改善と表明および保証引当金の減少がモーゲージ・サービシング手数料の減少によって部分的に相殺されています。モーゲージ・サービシング手数料は前年同期比で27%減少して3億4500万ドルになりました。LASがサービシングした第1リエンおよび第2リエンのローンの数が2014年第3四半期比で減少したことが原因です。
貸倒引当金繰入額は2014年第3四半期の2億6100万ドルから600万ドルに減少しました。これは、前年同期に米国司法省(DoJ)和解の個人救済部分に関連したコストがあったことが主要因です。
利息外費用は前年同期比で55億ドル減少して11億ドルになりました。その主要因は訴訟費用が51億ドル減少したこととその他の債務不履行関係のサービシング費用が減少したことです。訴訟を除けば、2015年第3四半期の利息外費用は9億ドルでした。これは前四半期比では比較的横ばいで、2014年第3四半期比では4億3000万ドル(32%)の減少です。LASがサービシングを行う第1順位モーゲージローンの60日以上の延滞件数は48%減少して11万4000件になりました(B)。
その他すべて1 | |||||||||||||||
四半期 | |||||||||||||||
(単位:百万ドル) | 2015年9月30日締め | 2015年6月30日締め | 2014年9月30日締め | ||||||||||||
支払利息控除後総収益、FTEベース | $ | (490 | ) | $ | 766 | $ | (43 | ) | |||||||
貸倒引当金繰入額 | (67 | ) | 19 | (265 | ) | ||||||||||
利息外費用 | 80 | 416 | 254 | ||||||||||||
純利益 | $ | 4 | $ | 637 | $ | 509 | |||||||||
総平均貸出金 | 137,827 | 156,006 | 199,404 |
1
その他すべてには、ALM活動、エクイティ投資、海外消費者カード事業、流動化事業、残余費用の配賦などが含まれます。ALM活動は、住宅モーゲージ、債券、金利および為替リスク管理活動を包括し、純利息利益配賦の残余、特定の配賦手法および会計ヘッジの無効性の影響を含みます。2014年の新規貸付から、当社は一部の住宅モーゲージをコンシューマー・バンキング部門で維持しています。これは、全体的な顧客対応の管理担当と整合性を持たせるためです。このようなモーゲージは、それまではその他すべてに含まれていました。また、レガシー・アセット・サービシングが管理する特定の住宅モーゲージローンはその他すべてに含まれています。特定のALM活動の結果は、当社の事業部門に配賦されています。エクイティ投資には、マーチャント・サービス合弁事業のほか、エクイティ、不動産、その他の代替的投資の事業資産で構成されるグローバル・プリンシパル・インベストメンツが含まれます。
2015年第3四半期のその他すべての純利益は400万ドルで、前年同期は5億900万ドルの純利益でした。
純利息利益は前年同期比で5億7000万ドル減少しました。これは、長期金利の低下による当社債券の市場関連調整額の影響がマイナスとなったことが主な原因です。利息外利益は前年同期比で1億2300万ドル増加して1200万ドルになりました。これは主に個人不動産ローンの売却による約4億ドルの利益が原因です(前年同期は約2億3000万ドルの利益)。また、2015年第3四半期の利息外利益には英国のカード事業での支払保護保険引当金(PPI)の3億300万ドルの費用と債券売却による3億8500万ドルの利益が含まれていました。これに対して、2014年第3四半期のPPI費用は2億9800万ドルで、債券利益は4億1000万ドルでした。
貸倒引当金繰入額は、6700万ドルの戻入益となりました(2014年第3四半期は2億6500万ドルの戻入益)。引当金の戻入ペースを前年同期よりも遅らせたことが原因です。
利息外費用は1億7400万ドル減少しました。これは、訴訟費用の改善と人員およびインフラ費用の減少を反映していますが、専門家報酬の増加によって部分的に相殺されています。2015年第3四半期には5億700万ドルの税効果が含まれています(2014年第3四半期は5億4100万ドルの税効果)。
信用の質 | |||||||||||||||
四半期 | |||||||||||||||
(単位:百万ドル) | 2015年9月30日締め | 2015年6月30日締め | 2014年9月30日締め | ||||||||||||
貸倒引当金繰入額 | $ | 806 | $ | 780 | $ | 636 | |||||||||
純貸倒償却額1 | 932 | 1,068 | 1,043 | ||||||||||||
純貸倒償却比率1, 2 | 0.42 | % | 0.49 | % | 0.46 | % | |||||||||
純貸倒償却比率、PCI除却を含む2 | 0.49 | 0.62 | 0.57 | ||||||||||||
期末 | |||||||||||||||
貸出金・リース金融不良債権および清算不動産 | $ | 10,336 | $ | 11,565 | $ | 14,232 | |||||||||
貸出金・リース金融不良債権および清算不動産比率3 | 1.17 | % | 1.31 | % | 1.61 | % | |||||||||
貸出金およびリース金融貸倒引当金 | $ | 12,657 | $ | 13,068 | $ | 15,106 | |||||||||
貸出金およびリース金融貸倒引当比率4 | 1.44 | % | 1.49 | % | 1.71 | % |
1
2015年9月30日、2015年6月30日、2014年9月30日締め四半期のそれぞれ1億4800万ドル、2億9000万ドル、2億4600万ドルのPCIローン除却を除きます。
2 純貸倒償却比率は、純貸倒償却額を貸出金およびリース金融の期中平均残高で除して計算した割合(年間換算)です。
3
貸出金・リース金融不良債権および清算不動産比率は、貸出金・リース金融不良債権および清算不動産を期末貸出金・リース金融および清算不動産残高で除して計算しています。
4 貸出金およびリース金融貸倒引当比率は、貸出金およびリース金融貸倒引当金を期末貸出金およびリース金融残高で除して計算しています。
注:各比率には、公正価値オプションに基づいて計上した貸出金を含んでいません。
2015年第3四半期において信用の質は引き続き健全で、純貸倒償却額はほとんどの主要事業資産にわたり前年同期比で減少しました。完全保険対象ローンを除く30日以上の延滞貸出金の残件数は前年同期比でほとんどの消費者関連事業資産で減少しました。さらに、貸出金・リース金融不良債権および清算不動産は、前年同期比で27%減少しました。
2015年第3四半期の純貸倒償却額は9億3200万ドルでした。これに対して2015年第2四半期は11億ドル、2014年第3四半期比は10億ドルでした。2015年第3四半期の純貸倒償却比率は、前年同期の0.46%から0.42%に改善しました。純貸倒償却額の減少は消費者関連事業資産の動向を中心とした改善が要因であり、商業関連の貸倒償却額が増加したことで部分的に相殺されました。貸倒引当金繰入額は2014年第3四半期比で1億7000万ドル増加して8億600万ドルとなりました。2015年第3四半期中の純引当金戻入額は1億2600万ドルでした(2014年第3四半期の純引当金戻入額は4億700万ドル)。
2015年第3四半期の貸出金およびリース金融貸倒引当金の年間換算純貸倒償却カバレッジレシオは3.42倍でした。これに対して2014年第3四半期は3.65倍でした。2015年9月30日現在の貸出金・リース金融不良債権および清算不動産は103億ドルとなりました。これは、2015年6月30日現在の116億ドル、2014年9月30日現在の142億ドルと比較して減少しています。
商業向け貸付関連事業資産では、当社の石油・ガス関連事業資産の特定の格下げを原因として、引当対象懸念貸出金が前年同期比で15%増加しました。しかし、引当対象懸念比率は、依然として金融危機以前の水準を下回っています。
資本・流動性管理1,2,3 | ||||||||||||||||||
(単位:十億ドル) | 2015年9月30日現在 | 2015年6月30日現在 | ||||||||||||||||
バーゼル3移行(標準化アプローチによる) | ||||||||||||||||||
普通株式等Tier 1資本 - バーゼル3 | $ | 161.6 | $ | 158.3 | ||||||||||||||
リスクウェイト資産 | 1,391.7 | 1,407.9 | ||||||||||||||||
普通株式等Tier 1資本比率 - バーゼル3 | 11.6 | % | 11.2 | % | ||||||||||||||
バーゼル3、フェーズイン完了ベース(標準化アプローチによる)2,3 | ||||||||||||||||||
普通株式等Tier 1資本 - バーゼル3 | $ | 153.1 | $ | 148.3 | ||||||||||||||
リスクウェイト資産 | 1,414.7 | 1,433.4 | ||||||||||||||||
普通株式等Tier 1資本比率 - バーゼル3 | 10.8 | % | 10.3 | % | ||||||||||||||
バーゼル3フェーズイン完了ベース(先進的アプローチ)2,3 | ||||||||||||||||||
普通株式等Tier 1資本 - バーゼル3 | $153.1 | $148.3 | ||||||||||||||||
リスクウェイト資産 | 1,397.5 | 1,427.4 | ||||||||||||||||
普通株式等Tier 1資本比率 - バーゼル3 | 11.0 | % | 10.4 | % | ||||||||||||||
プロフォーマ普通株式等Tier 1資本比率 - バーゼル32,3 | 9.7 | % | 9.3 | % | ||||||||||||||
(1株当たりデータを除き、金額は百万ドル) | 2015年9月30日現在 | 2015年6月30日現在 | 2014年9月30日現在 | |||||||||||||||
有形普通株主資本比率4 | 7.8 | % | 7.6 | % | 7.2 | % | ||||||||||||
株主資本合計 | $ | 255,905 | $ | 251,659 | $ | 238,681 | ||||||||||||
普通株主資本比率 | 10.9 | % | 10.7 | % | 10.4 | % | ||||||||||||
1株当たり有形純資産4 | $ | 15.50 | $ | 15.02 | $ | 14.09 | ||||||||||||
1株当たり純資産 | 22.41 | 21.91 | 20.99 |
1 規制資本比率は暫定値です。フェーズイン完了ベースで示されている普通株式等Tier 1(CET1)資本、Tier
1資本、リスクウェイト資産(RWA)、CET1比率および補完的レバレッジ比率(SLR)は、非GAAP財務指標です。詳細情報については、13ページの脚注(C)を参照してください。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの18ページを参照してください。
2
バンク・オブ・アメリカは、2015年第4四半期からリスクベース自己資本要件を決定するために先進的アプローチによる資本枠組みを使用し始める承認を受けました。以前の開示通り、試行を終了する承認と共に、米国の銀行規制当局は特定の内部分析モデルの修正を要請しました。これにはホールセール(例えば商業向け)信用モデルが含まれ、2015年第4四半期の当社のリスクウェイト資産は増加します。このような修正を含めれば、フェーズイン完了ベースによるバーゼル3先進的アプローチに基づくプロフォーマCET1比率の2015年9月30日と2015年6月30日の推定値はそれぞれ9.7%と9.3%になります。詳細情報については、13ページの脚注(C)を参照してください。
3
バーゼル3の先進的アプローチによる推定は、米国の銀行規制当局が当社の内部分析モデルを承認すること(内部モデル手法(IMM)の承認を含む)を前提としています。2015年9月30日時点で、BACはIMM承認を受領していません。
4
有形普通株主資本比率および1株当たり有形純資産は、非GAAP財務指標です。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。
バーゼル3の標準化移行アプローチに基づく普通株式等Tier
1資本比率は2015年9月30日現在で11.6%、2015年6月30日現在で11.2%でした。
バーゼル3フェーズイン完了ベースの標準化アプローチとフェーズイン完了ベースの先進的アプローチは2018年まで発効しませんが、当社は比較を目的として以下の推定値を提供しています。
フェーズイン完了ベースによるバーゼル3標準化アプローチに基づく推定普通株式等Tier
1資本比率は2015年9月30日現在で10.8%、2015年6月30日現在で10.3%でした(C)。
フェーズイン完了ベースによるバーゼル3先進的アプローチに基づく推定普通株式等Tier
1資本比率は2015年9月30日現在で11.0%、2015年6月30日現在で10.4%でした(C)。
2015年9月3日に、連邦準備制度理事会と通貨監督庁は、バンク・オブ・アメリカが2015年第4四半期からリスクベース自己資本要件を決定するために先進的アプローチによる資本枠組みを使用し始める承認を受けたと発表しました。
以前の開示通り、試行を終了する承認と共に、米国の銀行規制当局は特定の内部分析モデルの修正を要請しました。これにはホールセール(例えば商業向け)信用モデルが含まれ、2015年10月1日現在のリスクウェイト資産は増加しました。このようなモデルへの修正を含めれば、フェーズイン完了ベースによるバーゼル3先進的アプローチに基づくCET1比率の2015年9月30日と2015年6月30日の推定値はそれぞれ約9.7%と9.3%になります(C)。
2015年9月30日現在で、銀行持株会社のフェーズイン完了ベースによる推定補完的レバレッジ比率(SLR)(L)は約6.4%であり、これは銀行持株会社に対する5.0%の最低値を上回っています。当社の主要銀行子会社のフェーズイン完了ベースによる推定SLRは2015年9月30日で約7.0%であり、これは「自己資本が充実している」とされる6.0%の水準を上回っています。
2015年9月30日現在、当社の世界的余剰流動性の総額は4990億ドルでした(2015年6月30日現在は4840億ドル、2014年9月30日現在は4290億ドル)(D)。2015年9月30日現在の所要資金確保期間(time-to-required
funding)は42カ月でした(2015年6月30日現在では40カ月、2014年9月30日現在では38カ月でした)(D)。2015年9月30日現在の米国流動性カバレッジ比率の推定値は、2017年のフェーズイン完了ベースによる最低要件を超えています(M)。
期末発行済み普通株式数(自己株式を除く)は、2015年9月30日は104億3000万株、2015年6月30日は104億7000万株、2014年9月30日は105億2000万株でした。第3四半期中に、当社は約8億ドルの普通株式を買い戻しました。
2015年9月30日の1株当たり有形純資産(E)は15.50ドルでした(2015年6月30日は15.02ドル、2014年9月30日は14.09ドル)。2015年9月30日の1株当たり純資産は22.41ドルとなりました(2015年6月30日は21.91ドル、2014年9月30日は20.99ドル)。
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脚注
(A)
訴訟費用を除いた利息外費用は、非GAAP財務指標です。2015年9月30日、2015年6月30日、2014年9月30日締め四半期のGAAPベースの利息外費用は、それぞれ138億ドル、138億ドル、201億ドルでした。2015年9月30日、2015年6月30日、2014年9月30日締め四半期の訴訟費用は、それぞれ2億3100万ドル、1億7500万ドル、60億ドルでした。
(B)
訴訟を除いたレガシー・アセット・サービシング(LAS)利息外費用は、非GAAP財務指標です。2015年9月30日、2015年6月30日、2014年9月30日締め四半期のLAS利息外費用は、それぞれ11億ドル、9億6100万ドル、66億ドルでした。2015年9月30日、2015年6月30日、2014年9月30日締め四半期のLAS訴訟費用は、それぞれ2億2800万ドル、5900万ドル、53億ドルでした。
(C)
フェーズイン完了ベースによる推定値は非GAAP財務指標です。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの18ページを参照してください。2014年1月1日にバーゼル3規則が発効し、普通株式等Tier
1資本(CET1)およびTier
1資本に影響する規制的控除および調整に主に関係する移行規定も適用されました。バンク・オブ・アメリカは、2015年第4四半期からリスクベース自己資本要件を決定するために先進的アプローチによる資本枠組みを使用し始める承認を受けました。以前の開示通り、試行を終了する承認と共に、米国の銀行規制当局は特定の内部分析モデルの修正を要請しました。これにはホールセール(例えば商業向け)信用モデルが含まれ、2015年第4四半期の当社のリスクウェイト資産は増加します。このような修正を含めれば、フェーズイン完了ベースによるバーゼル3先進的アプローチに基づくプロフォーマCET1比率の2015年9月30日と2015年6月30日の推定値はそれぞれ9.7%と9.3%になります。バーゼル3の先進的アプローチによる推定は、米国の銀行規制当局が当社の内部分析モデルを承認すること(内部モデル手法(IMM)の承認を含む)を前提としています。2015年9月30日時点で、BACはIMM承認を受領していません。
(D)
世界的余剰流動性源は、現金と質が高く流動的で担保設定のない証券(米国政府の証券、米国政府機関の証券、米国政府機関のMBS、一部の米国外の政府および国際機関の証券に限られる)を含み、資金調達の必要性をその発生時に満たすために容易に利用できるものです。これには、米連邦準備制度のディスカウント・ウィンドウや連邦住宅貸付銀行の借入枠は含まれません。銀行またはその他の規制組織からの流動性の移転は、特定の規制当局の規制の対象です。所要資金確保期間は債務カバレッジの指標であり、バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションの親会社の無担保債務が債券発行や追加的流動性調達なしで親会社の世界的余剰流動性源のみを使用して満たされ得る月数として表示されます。当社はこの指標のための無担保契約債務をバンク・オブ・アメリカ・コーポレーションが発行または保証する優先または劣後債券の満期到来として定義しています。無担保契約債務の額には、過去に発表したBNYメロンのプライベートラベル証券和解を中心とした和解のための推定費用を含む86億ドルの債務を含めています。
(E)
普通株式1株当たり有形純資産は、非GAAP財務指標です。詳細情報については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。
(F) 平均有形普通資本利益率は、非GAAP財務指標です。詳細情報については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。
(G)
当社の完全課税対象(FTE)ベースは、非GAAP財務指標です。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。2015年9月30日、2015年6月30日、2014年9月30日締め四半期のGAAPベースの純利息利益は、それぞれ95億ドル、105億ドル、102億ドルでした。市場関連調整額を除いたFTEベースの純利息利益は、非GAAP財務指標です。2015年9月30日、2015年6月30日、2014年9月30日締め四半期のプレミアム償却費用の市場関連調整額とヘッジ非効果は、(6億ドル)、7億ドル、(1億ドル)でした。2015年9月30日、2015年6月30日、2014年9月30日締め四半期のGAAPベースの支払利息控除後総収益は、それぞれ207億ドル、221億ドル、212億ドルでした。2015年9月30日、2015年6月30日、2014年9月30日締め四半期の純DVA利益は、それぞれ3億1300万ドル、1億200万ドル、2億500万ドルでした。
(H) ディーロジックによるランキング、2015年10月5日現在、対象は2015年9月30日締め四半期。
(I)
DVAを除いたセールスおよびトレーディング収益は、非GAAP財務指標です。2015年および2014年9月30日締め四半期のセールスおよびトレーディング純DVA利益は、それぞれ3億1300万ドル、2億500万ドルでした。2015年および2014年9月30日締め四半期のエクイティ事業の純DVA利益は、それぞれ3500万ドル、7200万ドルでした。2015年9月30日および2014年9月30日締め四半期のFICC純DVA利益は、それぞれ2億7800万ドル、1億3300万ドルでした。
(J)
純DVAを除いたグローバル・マーケッツ部門の収益は、非GAAP財務指標です。2015年および2014年9月30日締め四半期の純DVA利益は、それぞれ3億1300万ドル、2億500万ドルでした。
(K)
訴訟費用を除いたグローバル・マーケッツ部門の利息外費用は、非GAAP財務指標です。2015年および2014年9月30日締め四半期のグローバル・マーケッツ部門の利息外費用は、それぞれ27億ドル、34億ドルでした。2015年および2014年9月30日締め四半期のグローバル・マーケッツ部門の訴訟費用は、それぞれ3200万ドル、6億100万ドルでした。
(L) 推定補完的レバレッジ比率は、フェーズイン完了ベースでバーゼル3に基づいて計算された四半期末Tier
1資本を分子として使用して計測しています。分母は貸借対照表上のエクスポージャーの総額から認められるTier
1控除額を差し引いた日次平均および四半期中の各月末時点での特定の簿外のエクスポージャーの単純平均に基づいた補完的レバレッジ・エクスポージャーです。簿外のエクスポージャーには、貸出確約金、信用状、店頭デリバティブ、レポ方式の取引、信用融資確約金が含まれます。2015年9月30日現在で、銀行持株会社の移行ベースによる推定SLRは6.5%でした。補完的レバレッジ・エクスポージャーのフェーズイン完了ベースと移行ベースの間に重要な違いはありません。
(M)
流動性カバレッジ比率(LCR)の推定は、2014年9月3日に発行された最終的な米国LCR規則についての当社の現在の理解に基づいています。
注:ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)とポール・ドノフリオ最高財務責任者(CFO)が、本日米東部時間午前8時30分からの電話会議で2015年第3四半期の業績を説明します。
プレゼンテーションと参考資料は、バンク・オブ・アメリカの投資家向けウェブサイトhttp://investor.bankofamerica.comでご利用いただけます。電話会議に聴取専用で接続するためには、1-877-200-4456(米国)または1-785-424-1732(国際電話)にお電話ください。カンファレンスIDは79795です。電話会議が始まる10分前にお電話をお願いします。
録音再生は、バンク・オブ・アメリカの投資家向けウェブサイトからウェブキャストでご利用いただけるようになります。録音再生は、10月14日米東部時間正午から10月22日午後11時59分まで電話1-800-753-8546(米国)または1-402-220-0685(国際電話)でもご利用いただけるようになります。
バンク・オブ・アメリカ
バンク・オブ・アメリカは、世界をリードする金融機関として、個人顧客、中小企業、大企業に対して総合的な銀行、投資、資産運用などの金融およびリスク管理商品およびサービスを提供しています。当社は米国内で他の追随を許さない利便性を提供しています。4700万の個人および中小企業のお客さまに約4700店の個人向け金融センターと約1万6100台のATMでサービスを提供し、受賞歴のあるオンライン・バンキングは3200万人が実際に利用し、1800万人以上がモバイル端末で利用しています。バンク・オブ・アメリカは世界最大手のウェルス・マネジメント企業であり、企業向け銀行・投資銀行業務および幅広い資産クラスにわたるトレーディング業務のグローバル・リーダーとして世界各地の企業、政府、機関投資家、個人にサービスを提供しています。バンク・オブ・アメリカは、革新的で利用し易いオンライン商品とサービスによって、約300万人の小企業事業主向けに業界をリードする支援を提供しています。当社は、米国の全50州、コロンビア特別区、米領バージン諸島、プエルトリコのほか、35カ国以上で事業を営み、顧客にサービスを提供しています。バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションの株式(NYSE:
BAC)は、ニューヨーク証券取引所に上場されています。
将来見通しに関する記述
バンク・オブ・アメリカおよびその経営陣は、1995年民事証券訴訟改革法の意味における「将来見通しに関する記述」を構成する特定の記述を行うことがあります。これらの記述は、厳密には歴史的事実または現在の事実に関係していないという事実によって特定することができます。将来見通しに関する記述には、多くの場合、「予期する」、「目標とする」、「予想する」、「期待する」、「見積もる」、「意図する」、「計画する」、「目標」、「考える」、「継続する」、またはその他類似の表現や「することになる」、「することもある」、「かもしれない」、「はずである」、「だろう」、「あり得る」といった未来または条件を表す動詞が使用されています。将来見通しに関する記述は、バンク・オブ・アメリカによる自社の将来の業績および収益、より一般的な将来の事業および経済環境、ならびにその他の事項についての現在の期待、計画、または予想を表明するものです。これらの記述は、将来の業績または成果の保証ではなく、予見が困難でバンク・オブ・アメリカの統制が及ばないことが多い特定の既知および未知のリスク、不確実性、および前提を伴います。実際の結果および業績は、これら将来見通しに関する記述のいずれかによって表現されたもの、または含意されたものとは大きく異なるものとなる可能性があります。
いかなる将来見通しに関する記述にも過度の信頼を置くべきではなく、以下の不確実性およびリスクに加え、バンク・
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jerome.f.dubrowski@bankofamerica.com
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