事業者に説明をする様子
事業者の情報を聞く様子 1
登録に使用する写真を撮影する様子
事業者の情報を聞く様子 2
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/322497/LL_img_322497_1.jpg
事業者に説明をする様子
■取り組みが始まったきっかけ
現在の当麻町のデジタル情報の発信は、現代主流となっているスマホ検索で表示されにくいという課題がありました。
当麻町の周辺には『旭山動物園』や『上野ファーム』『層雲峡』など、ホットな観光施設が多数存在し、多くの観光客が訪れています。
そこで、ここ数年移住者による新店舗が続く当麻町内に観光客を呼び込むべく、当麻町と大学生がMEO対策を行い、スマホ検索による観光客の当麻町への訪問機会創出を目指します。
■なぜMEO対策に特化したプロジェクトなのか
現在の情報検索の主流は『スマホ検索』になってきており、「地名」+「業種」などのキーワードで多くの方が検索されます。このような特定エリアの情報を、ウェブ検索もしくはマップ検索で調べることを「ローカル検索」と言います。マップ上でのローカル検索であるMEOは、SEOに比べユーザーの目に止まりやすく、Googleマップ検索における上位化だけでなく、ウェブ検索にも影響を及ぼします。また、地域の事業者が抱えるSNSなどの運用リソースの不足に起因する更新頻度が確保できないという課題も、最低限の運用で効果を出すことが出来ます。
さらに、地名を含む検索を行うユーザーは、その場所でのサービスを受けることは決めており、あとはサービスを探しているので、来店見込みが非常に高く、Googleビジネスプロフィールを充実させるだけで直接来店に繋げやすくなります。これらの対策を行うことで、当麻町に気づいてもらい、実際に足を運ぶ人を増やしたいと考えています。そのため、MEO対策に特化したプロジェクトを進めていきます。
■地域で地方創生に関わる大学生の活動経験者が集結したプロジェクト
本事業では、大学生が住んでいる日本各地の事業者のデジタル情報発信の改題解決に取り組んだ経験のある大学生10人がプロジェクトを進めていきます。
当麻町と学生が協議の上、施設や店舗をリスト化し、実際に訪問を行う大学生が事前にヒアリング。8月23日(火)~8月25日(木)の3日間で大学生5人が当麻町を訪問し、各事業者へ直接インタビューと施設・店舗の撮影を行い Googleビジネスプロフィールの登録に必要な情報と素材を収集します。滞在中に、関わる事業者との良好な関係の構築を図り、MEO対策サービスへの理解と、デジタル情報発信の習慣化に繋げます。訪問を経て、Googleビジネスプロフィールの登録に最適な内容で情報を掲載します。
■事業者自身でもできるMEO対策にあえて大学生が参加する理由とは
MEO対策は、Googleアカウントを持っている事業者であれば、自分で設定し、情報を掲載することができます。しかし、「Localist U-25」の大学生だからこそできることがあるのです。彼らは普段からデジタル検索を利用して生活しているデジタルネイティブ世代であり、ヘビーな検索ユーザーであるとともに、「Localist U-25」で既に地域の事業者のコンテンツ配信やアカウント作成を仕事として経験している、プロ意識を持った配信者でもあります。そのため、事業者の魅力や、正しい情報を両者の目線で切り取り、検索ユーザーに、伝えることができます。
また、社会問題となっている少子高齢化は当麻町でも進んでおり、地域が若い世代との交流を経て当麻町の関係人口を拡大することも、大学生が参加する理由の一つです。
■デジタル情報の発信による効果が出るまで伴走し、持続可能な取り組みに
Googleビジネスプロフィールに登録後も希望する事業者には、Zoomを通じて定期的なアフターフォローも予定しており、イベントや期間限定のボランティアのような一時的な関わりではなく、大学生が継続的に活動することが可能です。Zoomの利用に不慣れな事業者への大学生が使い方のレクチャーも行います。事業者が成功体験を得ることで、事業者のデジタル情報発信を行うルーティン化と、取り組みへの意欲が醸成されると考えます。それにより、事業者が自走してMEO対策を行えるという、持続可能な取り組みを実現していきます。
■Localist U-25とは
2022年2月よりスタートした全国の大学生による地域の小規模事業者のデジタル情報発信支援を目的としたプロジェクト。コロナ禍で大学生活中、社会活動が出来なかった地方創生に高い関心と意欲を持つ大学生が所属。持続可能な地域の事業者と大学生の関係性構築を目指し、Googleビジネスプロフィールの登録支援やLINE公式アカウントの運用支援などを二人三脚で推進。第1弾の広島県三原市で自治体と商店街とタッグを組み、商店街の事業者を中心にデジタル化を支援。今後も、他の自治体で活動を行いながら、年内に取り扱い件数全国100店舗を目指し、全国の大学生が、事業者と丁寧な関わりを続け、良好な関係を構築し、大学生が自力で顧客を獲得できるよう、新たなアプローチにも磨きをかけていきます。
地域のデジタル化支援だけではなく、地元の役に立ちたいという熱い想いを持った全国の大学生たちが、今回のプロジェクトで仕事として様々な経験をし、成長することで、地域に不足していると言われているデジタル情報発信を支援する街のマーケティング組織を目指します。
[当麻町]
中核市旭川市の中心部へは車で30分。旭川市郊外にある上川支庁へは車で8分の距離にあります。大雪山の恵みを受けて、豊かな自然に囲まれた稲作を中心とした農村地域です。町中心部は宅地開発や定住アパートの建設が進んでいます。農産物は、お米の総合評価9年連続全道一をはじめ、今や全国区となった「でんすけすいか」(第35回日本農業賞大賞受賞)や、「日本一」との市場の高い評価と信頼を受ける夏バラなどがあります。「とうまスポーツランド」は野球場やテニスコートなどのスポーツ施設やキャンプ場、昆虫館、温浴施設など癒しの施設が充実しています。当麻鐘乳洞は北海道指定天然記念物で一般公開しています。また「食育、木育、花育からつながる心育」を目標として掲げ、まちづくりを進めています。