レースの様子
レースの様子
刈り取った舟の材料(アシ)
アシを刈り取る選手たち
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/303250/LL_img_303250_1.jpg
レースの様子
葦舟は、最古の舟とされることもあり、葦を束ねて作った舟です。きれいな葦原を維持するためには、冬の時期に葦を刈り取ることが必要です。かつては、葦簀(よしず)や茅葺屋根の原料にするため、葦は刈られていましたが、近年の利用が減り、放置され、荒廃した葦原が増加していました。
当団体は、「湖とともに生きる暮らしを作る」ことを目指し、葦舟を作る環境学習プログラムを構築し、葦原の整備を行ってきました。2021年4月には、第1回目の葦舟世界大会を開催しています。
この度、第2回目となる葦舟世界大会が以下の通り開催されました。
名称:ニホンウナギ杯 第2回 霞ヶ浦葦舟世界大会(略称:第2回葦舟世界大会)
期日:2022年3月20日および21日 20日は葦刈りと舟作成。21日はレース。
主催:NPO法人霞ヶ浦アカデミー(理事長:荒井 一美)および行方カヌークラブ
後援:行方市 茨城県 霞ヶ浦漁業協同組合 行方市商工会
国土交通省関東地方整備局霞ヶ浦河川事務所 行方プライド
玉造ロータリークラブ 霞ケ浦ふれあいランド株式会社
会場:高須崎公園(茨城県行方市)
ホームページ: https://k-acad.com/ashifuneworldcup2021/
ニホンウナギ杯(レース部門):チームたかっぽ(行方カヌークラブ)
ニホンウナギ杯(技能部門) :該当者なし
■概要
湖岸で自ら葦を刈り、その葦を束ねて自ら葦舟を作り、その葦舟を自ら漕いで、その性能を競う大会を実施しました。
舟体の大きさや形、乗員数は自由。ただし霞ヶ浦湖岸で生育した葦または草および大会事務局が用意した麻ひものみで作成しなければなりません。タイム最上位のチームに贈る「ニホンウナギ杯(レース部門)」は地元カヌーチーム「チームたかっぽ」が輝きました。技術的に優れた葦舟を制作したチームを表彰する「ニホンウナギ杯(技能部門)」は該当者なしとなりました。
この大会は、葦原を整備しながら、湖とつながる人を増やすことを目的としています。今回、新型コロナウイルス感染拡大が懸念される中、感染症対策を施したうえで、規模を縮小して開催されました。
NPO法人霞ヶ浦アカデミーは、今後も「湖とともに生きる暮らしを作る」を掲げ、霞ヶ浦の環境保全活動を行っていきます。