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北海道 東川町は、3月7日、「ゼロカーボンに取り組む 適疎な町宣言」を行いました。2050年の二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すための取り組みです。
二酸化炭素の排出により、温室効果ガスが増加し、地球温暖化の原因とされています。地球温暖化が進むことにより、様々な気候変動が引き起こされ、近年、大型の台風や局地的な豪雨災害も発生し、生態系にまで影響をしています。このまま地球温暖化が進むことで、豪雨、洪水、干ばつ、熱波、森林火災などの頻発、海面の上昇や高潮による沿岸部や平野部の一部での転居、食料・水不足、生態系への影響などが懸念されています。
東川町は、ゼロカーボンに向けた取り組みを加速させるため、「ゼロカーボンに取り組む適疎な町」を宣言し、今後、様々な取り組みを実施するための計画を策定し、温室効果ガス排出の抑制に努めます。
ゼロカーボンに取り組む適疎な町宣言
近年 世界各地では猛暑や豪雨など
地球温暖化が原因とみられる異常気象による災害が多発しており
もはや「気候危機」と言うべき深刻な状況は
これまでに経験したことのない豪雨や台風などにより
私たちの町もその影響を受けています
気候変動への対応として 2015 年 12 月に採択された「パリ協定」によって
2020年以降の温室効果ガス排出削減のための国際的な枠組みが規定され
2021年 11 月に開催された COP26 では
「1.5℃目標」に向かって世界が努力することが正式に合意され
この目標を達成するための取組が世界全体で加速化しています
大雪山の麓で生きる私たちは
「顔が見え 挨拶を交わし 会話が弾む 自分らしく生きるための 仲間 時間 空間」
がある「適疎な町」を目指し
二酸化炭素の吸収源である豊富な森林に守られながら
地下水の恵みにより豊かな生活を営み
「自然」「人」「文化」が調和する町づくりを進めてきました
私たちは この自然豊かな地域を未来へ繋ぐこと
将来に渡って安心して暮らすことのできる持続可能な社会を実現するため
この町で暮らす一人ひとりが「共に」
気候変動の原因となる温室効果ガス削減に取り組むことで
2030 年の削減目標を確実に達成し
2050 年までに二酸化炭素排出量実質ゼロの実現を目指すことをここに宣言します
2022年3月7日 写真文化首都「写真の町」ひがしかわ
(令和4年3月7日)
宣言後に、町として取り組むこと
ゼロカーボン実行計画の策定
町としての脱炭素の目標を設定し、目標達成に向けた取組として、産業、暮らし、交通、公共等の分野で、地域の強みを生かした計画を策定します。(併せて、既存の地球温暖化対策実行計画の改定)
<CO2排出抑制>
産業として:エネルギー効率の高い機械等の導入
民生として:廃棄物や消費エネルギー削減、マイバックの使用、LED化、車利用の抑制
行政として:公共施設の再生エネルギーの活用、ゴミの減量化、リサイクルの推進
<CO2吸収>
森林管理者 森林資源の適正な管理と資源の拡大 間伐・下刈、地元産材の利用
ゼロカーボンビジョンの推進
・具体的なアクションプログラムの実行
・ソフトインフラ×社会インフラ×自然環境など、ゼロカーボンの実現に向けた事業の実施