津軽三味線を奏でる様子
渋谷 幸平氏
界 津軽のご当地楽で使用する「津軽三味線」
南津軽・大鰐に位置する青森県の温泉旅館「界 津軽」では、2021年12月1日から2022年2月28日までの間、「津軽三味線の達人技に触れる体験」を開催します。まず、三味線奏者・渋谷幸平氏から、津軽三味線の歴史や他の三味線との違い、「弾く技」について教わります。その後、津軽三味線が丁寧に作られていく工程や棹(さお)と撥(ばち)の組み合わせで変わる音色を知ります。それらのさまざまな技を学んだ後には、実際に津軽三味線を借りて、津軽を代表する「津軽じょんから節」を奏で、津軽三味線の重厚感や音色を深く感じることができます。
画像 : https://newscast.jp/attachments/60ckuTqVLAmUOASzV6GY.jpg
津軽三味線を奏でる様子
「手業のひととき」とは
「手業のひととき」とは、地域の文化を継承する職人や作家、生産者の方々に出会い、お客様がその希少な技を間近で見たり、舞台裏を知ることができるご当地文化体験です。温泉旅館ブランド「界」では、ブランド発足十年来、「その地域、その季節ならではのおもてなし」を提供しています。地域の文化を継承する職人や作家、生産者の方々から文化のルーツを詳しく学び、丁寧な手業を間近で見学させていただく機会が多く、その度に発見があり、その地域に一層愛着を感じるという経験を重ねてきました。その経験を元に、お客様にもぜひ、地域の文化を継承する職人や作家、生産者とその手業に触れ、より深く地域の魅力を感じて欲しいという思いで「手業のひととき」を春夏秋冬、各季節 4 施設ずつ実施しています。
詳細URL:[https://www.hoshinoresorts.com/sp/tewaza/]{https://www.hoshinoresorts.com/sp/tewaza/}
「手業のひととき」を担当する演奏者 渋谷 幸平(しぶや こうへい)氏
<プロフィール>
画像 : https://newscast.jp/attachments/esGb1gM1iCYgyPwNBuVu.jpg
渋谷 幸平氏
「津軽じょんから節」発祥の地、青森県黒石市出身。9歳より津軽三味線を始め、13歳で弘前市の津軽三味線全国大会に初出場、ジュニア級で特別賞を受賞する。1999年にB級チャンピオン受賞、2004年には津軽三味線全日本金木大会準優勝。2012年津軽三味線全日本金木大会にて最高賞である「仁太坊賞(にたぼうしょう)」を受賞。また現在、鯵ヶ沢(あじがさわ)町立鰺ヶ沢中学校音楽部の外部講師を務め、後継者育成に力を注ぐ。
<コメント>
「津軽じょんから節」発祥の地、青森県黒石市に生まれた私には、約400年以上の歴史ある元唄を引き継ぐ使命があると思っています。津軽地方でも、なかなか津軽三味線の体験が気軽にできる場所がないのですが、界 津軽では、実際にステージで使用する重厚感のある太棹の津軽三味線を構えての体験ができます。今回の手業のひとときを通して、「津軽じょんから節」の技である「ころがし」の挑戦をお客様と一緒に行えることが楽しみです。基本の一段合奏曲より、短い構成での譜面をご用意してお待ちしています。
体験内容1:津軽三味線の「弾く技」を知る
画像 : https://newscast.jp/attachments/gJ08vGSVPcVdZPRJTZY7.jpg
渋谷氏に目の前で演奏してもらい、津軽三味線の特徴的な部位である「さわり(*1)」の独特な残響を感じます。太棹である津軽三味線の特徴を生かした激しく奏でる技、撥の持ち方ひとつでも変化する音色を目の前で感じ、音色への理解を深めます。
(*1)さわり…3本の糸のうち1の糸のみ本体に触れさせるようにした仕組みのこと。
体験内容2:津軽三味線を「作る技」を知る
画像 : https://newscast.jp/attachments/x0Qzj8xJMrpNSVQV2U3I.jpg
界 津軽のご当地楽で使用する「津軽三味線」
津軽三味線が作られていく過程の解説をしてもらいます。三味線は、「天神」「棹」「胴」など様々な部位を組み合わせることで出来上がる楽器です。現在も昔ながらの方法で、棹の継ぎ目は、機械を使わずに手作業で作られています。津軽三味線には細部にいたるまで、職人の技が宿ります。
体験内容3:「津軽じょんから節」のプライベートレッスン
「弾く技」、「作る技」への理解を深めた後、渋谷氏から津軽三味線を代表する「津軽じょんから節」を教わります。基礎となる部分を練習しながら「津軽じょんから節」の基本技である、撥で叩き、薬指や人差し指で、弦をはじく「ころがし」に挑戦。丁寧なレッスンを行うので、サビのパートが20分~30分で演奏できるようになります。また、翌日も津軽三味線を借りて客室で演奏できるため、レッスンで学んだ指使いや叩き方など復習しながら自由に音を奏でることができます。
体験後はご当地楽「津軽三味線の生演奏」に聞き入る
画像 : https://newscast.jp/attachments/OgONki3SISoQTEsUfjkC.jpg
界 津軽のご当地楽「津軽三味線の生演奏」
夕食後は、当館のご当地楽(*2)「津軽三味線の生演奏」の鑑賞がおすすめです。手業のひとときを担当する渋谷氏も当館のスタッフとともに、生演奏。演奏がはじまるとロビーには、重厚感のある音色が響きわたります。レッスンで挑戦した「ころがし」の技を改めてプロの演奏として鑑賞することができます。
(*2)それぞれの地域の特長的な文化魅力を楽しめる、界オリジナルの特別なおもてなし
モデルスケジュール
<1日目>
15:00 チェックイン
16:00 手業のひととき「津軽三味線の達人技に触れる体験」
17:30 夕食
21:00 ご当地楽「津軽三味線の生演奏」鑑賞
<2日目>
8:00 朝食
10:00 客室にて津軽三味線の貸し出し
12:00 チェックアウト
「津軽三味線の達人技に触れる体験」概要
■期間:2021年12月1日~2022年2月28日
■時間:16:00~17:00
■場所:界 津軽
■料金:1名 10,000円(税込、宿泊費別)
■定員:1日1組(2〜3名)
■予約:7日前までに要予約 *事前に宿泊予約が必要です。
■受付:[公式サイト]{https://www.hoshinoresorts.com/sp/tewaza/}にて7日前まで受付
星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」とは
画像 : https://newscast.jp/attachments/g12FUlHEo3pGUsYWrdz6.jpg
「界」は星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。現在、全国各地に展開しており、2021年7月に18施設目となる「界 別府」が大分県・別府温泉に開業しました。
<最高水準のコロナ対策宣言>
【1】衛生管理
星野リゾートでは、コロナ対策の一環として、お客様の健康と公衆衛生を考慮し、以下の対応を行っております。
・チェックイン時の検温実施
・通常の客室清掃に加え、ホテル館内のアルカリ電解水による清掃と拭き上げ
・館内各所に除菌用アルコールを設置
・全客室に手指消毒用アルコールを設置
・食事処入店時に全てのお客様へ手指のアルコール消毒を実施
・食器類(お皿、グラス)やカトラリーの高温洗浄(80度以上)、食事用トレイの除菌洗浄
・フロントにパネルやビニルシートなどのパーテーションを設置
・館内での接客業務の際にマスクを着用
・スタッフの健康と衛生面の管理徹底(出社前の検温と記録確認)
・湿度40%以上を保つ加湿器を全客室に設置(星のや東京、沖縄県内の施設を除く)
・レストランにおけるメニューのQRコード化(界ブランド全施設)
【2】3密回避
密閉、密集、密接の3つの「密」を回避する滞在を作るべく、以下の対応を行っております。
・大浴場の混雑度がスマートフォンで分かる3密の見える化および混雑予測サービス実施(一部)
・滞在中、混雑が確認された場所での、入所・入店規制
・半個室での食事処にて夕朝食の提供(界 *一部施設を除く)
・食事処の混雑状況を管理し、入店時間の分散化
・チェックアウトのフロント精算時に、入列規制を適宜実施
・客室でのチェックイン対応(星のや・界)
・パブリックスペースへのCO2(二酸化炭素)濃度測定器の配備
・自然換気、機械換気など、建物の設計にあわせた換気の徹底
関連資料:[【星野リゾート】コロナ対策まとめ]{https://drive.google.com/drive/u/0/folders/1VE_ZHeCzopebvZ3htCnqGYAdITPAQh9E}
界 津軽(青森県・大鰐温泉)
津軽地方の奥座敷に佇む、津軽文化が光る宿。歴史のある名湯・大鰐温泉を青森ヒバの湯殿で堪能し、津軽文化と四季を感じる「津軽四季の水庭」で湯涼みを。大間のマグロを地酒と共に味わえる。日本画の巨匠・加山又造の壁画「春秋波濤」の前で毎晩開催される津軽三味線の生演奏は圧巻。
〒038-0211 青森県南津軽郡大鰐町大鰐字上牡丹森 36-1/客室数:41室
[https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaitsugaru/]{https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaitsugaru/}