IoTデバイス数推移
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/189490/LL_img_189490_1.jpg
IoTデバイス数推移
SSL(Secure Sockets Layer)/TLS(Transport Layer Security)は、通信データの盗聴・改ざんを防ぐことを目的に、サーバーやブラウザだけでなく、インターネットに接続される大多数の機器やアプリケーションに搭載されています。
SSL/TLSの最新バージョンであるTLS1.3では、既知の脆弱性への対応やセキュアな接続を行うまでの煩雑なプロセスが大幅に改善され、IETF RFC 8446※2として正式に規格化されました。米国国立標準技術研究所(NIST)が発行するセキュリティガイドライン※3では、米国連邦政府関連のサーバー、クライアントを2024年1月までにTLS1.3に対応させるよう求める内容が盛り込まれています。今後は、AWSやMicrosoft Azureといったクラウドプラットフォームや日本国内のIPネットワークインフラでも対応が進むと予想され、TLS1.3はその安全性、効率性からIoTの普及に伴い幅広い利用が見込まれます。
「Ubiquitous TLS」は、コードサイズが小さく、非常に高いパフォーマンスでの動作が可能です。性能が限られるMCU(マイコン)でも効率よく動作するため、ハードウェアリソースが制限されたIoTデバイスへの実装に適しており、センサーデバイスやスマート家電、ウェアラブル、ネットワークカメラ、決済端末など、多様なIoTデバイスの安全なインターネット接続を実現します。さらに、TLS1.2も同時にサポートしているため、TLS1.2を使用するクラウドプラットフォームが、TLS1.3を使用することになった場合も、スムーズに対応ができます。
また、「Ubiquitous TLS」は、ユビキタスAIコーポレーションが自社開発した製品であるため、日本語で的確、かつ柔軟なサポートが可能です。製品導入にあたって注意が必要となるGPL※4を使用していないため、知的財産保護の観点でも利点があります。さらに、JVN(Japan Vulnerability Notes)※5などで公表されている既存の脆弱性への対応だけでなく、今後新たに発生する脆弱性にも迅速に対応できます。
■Ubiquitous TLSの概要
名称 : Ubiquitous TLS
製品ページURL: https://www.ubiquitous-ai.com/products/network/tls/
製品価格 : ユースケース・開発環境に応じて個別見積り
<Ubiquitous TLS の主な特長>
・NISTが標準採用しているSHA-2 証明書に対応
・必要な機能だけを選択できるため、使用メモリリソースの最小化が可能
・自社開発製品のため、迅速で的確、かつ柔軟なサポートが可能
・APIの互換性により、バージョンの異なるTLSへの移行が容易
<TLS1.3への移行メリット>
・サーバーとクライアント間のハンドシェイクを効率化することで、接続時間が短縮
・暗号の危殆化(きたいか)への対応、接続までのプロセス暗号化範囲の拡大などによるセキュリティの強化
ユビキタスAIコーポレーションは、今後もユビキタス社会の実現に必須であり、顧客企業に求められるIoT機器のセキュリティに役立つ柔軟で最適なソリューションを提供してまいります。
2019年7月30日~31日に開催するIoTセキュリティフォーラムにて本製品を紹介します。ご来場の際は、ぜひお立ち寄りください。
「第4回 IoTセキュリティフォーラム」出展概要
会期 :2019年7月30日(火)~31日(水)
会場 :御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター
ユビキタスAIコーポレーション ブース
参加費:無料(事前登録制)
(公式サイト: https://b-event.impress.co.jp/event/iot-security201907/ )
※1 当社調べ
※2 RFC 8446(IETF):IETF(Internet Engineering Task Force)によって発行されているTLS1.3技術仕様に関する文書( https://tools.ietf.org/html/rfc8446 )
※3 NIST SP 800-52 Rev. 2 (draft), Guidelines for the Selection, Configuration, and Use of Transport Layer Security (TLS) Implementations:トランスポート層セキュリティ(TLS)実装の選択、設定、および使用のためのガイドライン( https://csrc.nist.gov/publications/detail/sp/800-52/rev-2/draft#pubs-abstract-header )
※4 GPL(GNU General Public License):ソフトウェアの利用許諾条件などを定めたライセンスの一つ。ユーザーによるソースコード開示要求への対応が義務付けられているため、追加開発部分のソース開示が問題になるケースがある。
※5 JVN(Japan Vulnerability Notes):JPCERTコーディネーションセンターと独立行政法人情報処理推進機構(IPA)によって共同で運営されており、日本国内において使用されているソフトウェアなどの脆弱性関連情報とその対策情報が提供される脆弱性対策情報ポータルサイト( https://jvn.jp/ )
■株式会社ユビキタスAIコーポレーション(証券コード:3858)について
ユビキタスAIコーポレーションは、組込み機器向けを中心としたソフトウェアの開発・ライセンス、および海外製ソフトウェアの輸入販売を行う企業です。ユビキタス社会に必要とされる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術、各種テストツールなど、多数のソフトウェアとサービスを提供しています。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。
本社所在地: 東京都新宿区西新宿1-21-1 明宝ビル6F
URL : https://www.ubiquitous-ai.com/
■投資家の皆様へ
本プレスリリースは、ユビキタスAIコーポレーションの定性的な業務進捗をお知らせするためのものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。当社業績・経営指標の進捗・予想に関しては、取引所開示情報である、決算短信などをご参照ください。
■本製品に関するお問い合わせ先
株式会社ユビキタスAIコーポレーション コネクティビティ&セキュリティ事業部
担当 : 豊田
TEL : 03-5908-3451
E-Mail: sales@ubiquitous-ai.com
※ 本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
※ 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。