事業スキーム
募集金額は300万円。6月29日~7月27日23時59分まで募集をしています。目標金額が集まれば2017年12月に施設を開業します。
今回のプロジェクト「犯罪のない、皆が笑って生きられる社会を創る!依存症(薬物等)回復施設の立ち上げ」のURLはこちら
https://camp-fire.jp/projects/view/32677
【サービス概要】
本事業では非行歴・犯罪歴をもち、ギャンブル・アルコール・薬物等あらゆる依存症を抱える人が社会復帰するまでに必要な支援を、総合的に提供する施設を運営します。
1) 治療・回復支援
依存症は本人の意志の強さで治せるものではありません。
精神の病気であるため、専門の治療・回復プログラムの受講が必要です。
当社では、依存症回復先進国であるアメリカを始め、世界基準の回復手法を導入し、認定施設としてプログラムを運営します。
2) 住居支援
通院では回復が厳しいと判断された刑余者については当社で回復に専念するための施設を用意し、宿泊型のプログラムを提供します。
3) 教育支援
依存症からの回復後も再犯することなく、安定した生活を送るための人間教育・職業訓練教育・カウンセリングをはじめとした専門プログラムを用意。社会復帰後も自立して行きていくために必要となる問題解決能力を養います。
4) 就労支援
治療・回復プログラムが終了しても働く場所がなければ自立した生活は送れません。当施設でのプログラムを受講しながら協力企業や一般企業への就職活動を行い、卒業後にスムーズな社会復帰ができるよう就労支援を実施します。
[事業スキーム]
https://www.atpress.ne.jp/releases/131143/img_131143_1.png
【社会背景】
1) 治療・回復機関の不足
(以下、法務省ホームページ「平成28年7月12日 犯罪対策閣僚会議決定」より)
http://www.moj.go.jp/hisho/seisakuhyouka/hisho04_00048.html
覚せい剤取締法違反による検挙者は毎年1万人を超え、近年、検挙者数が増加している。薬物使用者による重大な死傷事故等も発生しており、薬物犯罪は安全・安心な暮らしを脅かすものである。
薬物事犯者の多くは、犯罪者であると同時に薬物依存の問題を抱える者でもあり、薬物事犯で受刑した者については、毎年6,000人以上の者が刑務所で薬物依存離脱指導を受けている。他方、社会の中では、4,000人以上の薬物事犯者が保護観察を受けているものの、指導に当たる保護観察官が不足しているため、薬物再乱用防止プログラムを受けた者は、およそ1,400人と、その4割にも満たない。また、薬物依存に関する治療や専門的支援を行う医療・保健・福祉機関の数が大幅に不足していることなどから、薬物事犯で保護観察を受けている者のうち、医療機関等による治療や支援を受けた者は、わずか207人にとどまっている。
2) 再犯率の高さ
(以下、法務省ホームページ「平成28年7月12日 犯罪対策閣僚会議決定」より)
http://www.moj.go.jp/hisho/seisakuhyouka/hisho04_00048.html
薬物事犯者の再犯率は高く、薬物事犯により受刑した者の約半数は出所後5年以内に再び刑務所へ戻ってきている。
3) IR法(カジノ法)可決
2016年12月15日にIR法(カジノ法)が可決。厚労省研究班の調査でギャンブルしたい気持ちが抑えられない「ギャンブル依存症」の疑いがある人は、国内に計536万人いると推計された。
今回の法案可決でさらに依存症者が増える見込み。
【依存症】
■依存症の医学的定義
(以下、厚生労働省ホームページ 依存症対策より)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000070789.html
ある物質あるいはある種の物質使用が、その人にとって以前にはより大きな価値を持っていた他の行動より、はるかに優先するようになる一群の生理的、行動的、認知的現象。
依存症候群の中心となる記述的特長は、精神作用物質(医学的に処方されたものであってもなくても)、アルコールあるいはタバコを使用したいという欲望(しばしば強く、時に抵抗できない)である。
(ICD-10 精神および行動の障害 臨床記述と診断ガイドライン、1993、(F1x.2))
■各種の依存症について
1) ギャンブル依存症
(以下、厚生労働省HP 依存症対策より)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000070789.html
この障害は、社会的、職業的、物質的および家庭的な価値と義務遂行を損なうまでに患者の生活を支配する、頻回で反復する賭博のエピソードから成り立っている。
この障害を有する人びとは、自分の仕事を危機に陥れ、多額の負債を負い、嘘をついたり法律を犯して金を得たり、あるいは負債の支払いを避けたりすることがある。患者たちは、賭博をしたいという強い衝動を抑えることが困難であり、それとともに賭博行為やそれを取り巻く状況の観念やイメージが頭から離れなくなると述べる。これらの没頭や衝動は、生活にストレスが多くなると、しばしば増強する。
(ICD-10 精神および行動の障害 臨床記述と診断ガイドライン、1993、(F63.0))
2)アルコール依存症
(以下、厚生労働省HP みんなのメンタルヘルスより)
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_alcohol.html
大量のお酒を長期にわたって飲み続けることで、お酒がないといられなくなる状態が、アルコール依存症。その影響が精神面にも、身体面にも表れ、仕事ができなくなるなど生活面にも支障が出てくる。またアルコールが抜けると、イライラや神経過敏、不眠、頭痛・吐き気、下痢、手の震え、発汗、頻脈・動悸などの離脱症状が出てくるので、それを抑えるために、また飲んでしまうといったことが起こる。
アルコール依存症は「否認の病」ともいわれるように、本人は病気を認めたがらない傾向にある。いったんお酒をやめても、その後に一度でも飲むと、また元の状態に戻ってしまうので、強い意志で断酒をする必要がある。本人が治療に対して積極的に取り組むこと、家族をはじめ周囲の人のサポートがとても大切。
3) 薬物依存症
(以下、厚生労働省HP みんなのメンタルヘルスより)
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_drug.html
薬物依存症とは、大麻や麻薬、シンナーなどの薬物をくりかえし使いたい、あるいは使っていないと不快になるため使い続ける、やめようと思ってもやめられないという状態。こうなると日常生活に支障が出てもやめられない、また薬物を手に入れるためになりふりかまわなくなるといったことが出てくる。
欲しいという欲求が我慢できなくなる精神的依存、クスリがなくなると不快な離脱症状が出る身体的依存がある。また、体がクスリに慣れてくるため、同じ効果を感じるためにクスリの量が増えてしまう。
一度だけのつもりでも、気がつくと薬物依存症になってしまうことがある。一度やめても、また手を出してしまうこともある。
【クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」】
株式会社CAMPFIREが運営するクラウドファンディングサイト。
クラウドファンディングとは、インターネットを通してクリエイターや起業家が不特定多数の人から資金を募ることを言う。群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語。
■会社概要
商号 : 株式会社ヒューマンアルバ
代表者 : 代表取締役 金井 駿
所在地 : 〒171-0021 東京都豊島区西池袋3-29-3 梅本ビル4階
設立 : 2017年4月
事業内容: 依存症回復施設の運営
資本金 : 200万円
URL : http://human-alba.com/
■代表プロフィール
1993年生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。
大学1年時に経営コンサルティング会社にて勤務。その後、IT系ベンチャー企業に入社。営業、マーケティング、新規事業立ち上げに携わった後、同社の新卒採用を統括。大学卒業後、少年院・刑務所出身者の就労支援会社に入社、専務取締役就任。2017年3月に辞任後、株式会社ヒューマンアルバ設立、代表取締役就任。