プーパッポンカリー
ラープ
ナシレマ
ソムタム
また、日本最大のサンプリングサイト「サンプル百貨店」(オールアバウトライフマーケティング運営)が7月6日(水)に開催する、エスニック好きの女性50名限定の「エスニック女子会」に、日本エスニック協会のアンバサダー 伊能 すみ子が登場します。イベントでは、本グランプリの1位の料理が試食できるほか、料理や食文化についての解説と、ランキング料理が食べられる都内のレストランを紹介します。また、エスニック食品を販売する食品メーカーによる商品紹介と、試食も行います。
昨今のタイ料理を中心とするエスニックブームにより、「トムヤムクン」「マッサマンカレー」「フムス」「ラクサ」「カオマンガイ」など様々なエスニック料理がブームとなりました。今年5月に開催された第17回タイ・フェスティバル2016も2日間で30万人を動員し大盛況に終了。また、大手食品メーカーからもエスニック関連の市販食品が発売され注目されるなど、まだまだエスニックブームは衰えそうにありません。そこで、エスニックに精通する日本エスニック協会では、エスニックマニアである協会員110人へのアンケート調査結果から、今夏のエスニック料理トレンド予想を発表いたします。
■2016年夏!絶対流行るエスニック食ランキング
1位【プーパッポンカリー<タイ>】
https://www.atpress.ne.jp/releases/105626/img_105626_1.jpg
日本人の舌に合う辛くない絶品エスニック料理!蟹と卵のマイルドカレー。タイのガイドブックの常連で、タイ在住の日本人、タイ旅行者の間では昔から知られる絶品料理。
~マッサマンカレーに続く、辛くないエスニックカレーとして大注目!
無印良品、西友に続き、カップヌードルの今夏新商品としても登場!流行の兆し有り!~
2位【ラープ<タイ>】
https://www.atpress.ne.jp/releases/105626/img_105626_2.jpg
粉末唐辛子たっぷりで、スパイシーな挽肉が特徴。パクチーやミントの爽やかさと相性抜群の挽肉のサラダ。
~プリッツのラープ味の人気で認知向上?
タイ料理の定番として知名度急上昇でランクイン~
3位【ナシレマ<マレーシア>・ソムタム<タイ>】
ナシレマ: https://www.atpress.ne.jp/releases/105626/img_105626_3.jpg
ソムタム: https://www.atpress.ne.jp/releases/105626/img_105626_4.jpg
3位は同率ランクイン!美食国として人気急上昇中のマレーシアから、国民食「ナシレマ」がランクイン。タイからは、ヘルシーピリ辛サラダ「ソムタム」がランクイン。
■第1位 プーパッポンカリー(タイ)
~マッサマンカレーに続く、辛くないエスニックカレーとして大注目!
無印良品、西友に続き、カップヌードルの今夏新商品としても登場!流行の兆し有り!
日本人の舌に合うこと間違いなし!タイ在住の日本人、タイ旅行者の間では昔から知られる絶品料理~
第1位に選ばれた「プーパッポンカリー」は、蟹のカレー粉炒めです。「プー」は蟹、「パッ」は炒める、「ポンカリー」はカレー粉という意味で、その名前のとおり、蟹やソフトシェルクラブをカレー粉と、チリインオイルで味付けし炒め、牛乳と生卵を合わせたものを加えて火に通したものです。
カレー粉は、日本でも売られているものとほぼ同じものが使われており、チリインオイルもトムヤムクンの味付けなどにも使われる甘辛味噌油で、日本人になじみ深い味になっています。辛さも控えめで、更に牛乳や卵が入ることでよりまろやかになるため、店によって多少の違いはありますが、日本のカレーの中辛と同等のほどよい辛さで提供される事が多い一品です。
プーパッポンカリーの発祥は、小泉首相も訪れたことで日本人にも知られる、バンコク市内の「ソンブーン」という中華系のお店と言われています。「プーパッポンカリー」は元々蟹をカレー粉で炒めただけの料理だったものを、中華系タイ人である店の創始者が家族のために卵を加えて作ったものが好評で、店で提供し評判となり、現在のスタイルに定着したと言われています。レストラン以外にも、フードコートや屋台では小ぶりのカニや、鶏肉など具材をアレンジしたプーパッポンカリーを楽しむことができます。
(解説)
日本エスニック協会アンバサダー/All About「毎日のタイ料理」ガイド
下関 崇子(しもせき たかこ)
「プーパッポンカリー」は、昔からタイのガイドブックには必ず掲載されており、タイ在住の人は、日本から遊びに来た友人をもてなす際に必ず頼む料理の一つで、タイ在住者やタイ旅行者の間では、おいしい料理として知られていました。しかし、タイ料理の中では比較的まろやかな味で、スパイシーさ、ココナッツミルク、パクチーというタイ料理らしさが少なく、既に定番として認識されるトムヤムクンやガパオライスと比較してあまり注目されていなかったのかもしれません。しかし、昨年はマッサマンカレーなどあまり辛くないタイ料理がトレンドであったこともあり、その流れで無印良品が発売した「プーパッポンカリー」にも注目が高まり話題となりました。無印良品以外にも、西友やタイの輸入食品を扱うメーカーからもレトルトが販売されていることから、じわじわ人気が高まり今回ランクインしたと考えられます。今年は日清食品のカップヌードルからも「プーパッポンカレーヌードル」が発売されることもあり、流行の兆しありと言えるでしょう。
■第2位 ラープ(タイ)
~プリッツ ラープ味の人気で認知向上?
タイ料理の定番として知名度急上昇でランクイン~
~ラオス語で「幸せを運ぶ」という意味がある、スパイシーな挽肉サラダ~
第2位に選ばれたラープは、お肉や魚などをハーブ、唐辛子、ナンプラー、ライム、煎り米粉で和えたものに、野菜を添えた挽肉サラダで、粉末唐辛子たっぷりで、スパイシーなのが特徴です。もともとは、タイ東北に位置するイサーン地方の料理ですが、今ではバンコクのお惣菜屋さんやレストランでも提供されており、タイ人もタイ東北料理の屋台や食堂に行ったら必ず頼む定番料理の一つです。具材も、鶏肉や豚肉だけでなく、春雨やなまずをほぐした変り種を使ったラープなどがあります。ラープは米類との相性がよく、日本やバンコクのタイ料理屋さんでは白米と食べることもありますが、タイ東北地方では、もち米と合わせ日常食として食べられています。
(解説)
日本エスニック協会アンバサダー/All About「毎日のタイ料理」ガイド
下関 崇子(しもせき たかこ)
ラープ自体は、タイフェスティバルや、日本のタイ料理屋さんでも、昔からあるメニューであり、存在自体はある程度知られていましたが、最近になって、タイのお土産の定番としても知られるプリッツのラープ味を日本でも見かけるようになり、ラープという料理の知名度が一気に上昇したと考えられます。
近年のエスニックブームにより、タイ料理リピーターが増え、トムヤムクンやグリーンカレーなどの定番料理以外のタイ料理を注文する機会に二番手として控えるラープを注文し、パクチーやミントの爽やかさと相性抜群のスパイシーな挽肉の味に魅了された人が増え、人気が高まったのではないでしょうか。
■第3位 ナシレマ(マレーシア)・ソムタム(タイ)
~3位は同率!マレーシアの国民食「ナシレマ」と、
タイのピリ辛サラダ「ソムタム」がランクイン~
【ナシレマ(マレーシア)>】
~日本でいうおにぎり?!コンビニでも買えるマレーシアのソウルフード~
「ナシレマ」は、ココナッツミルクで炊いたご飯に、ピリッと辛いサンバルソース(辛味ソース)と辛み調味料を混ぜ、ゆで卵、ピーナッツ、揚げた煮干し、きゅうりの4種のおかずを添えたものです。特に朝食として食べられていますが、バナナの葉を使用して、おにぎりのような形に包まれたナシレマを売る屋台やコンビニも多くあり、昼食、夜食としても日常的に食べられています。ナレシマは、辛い料理ですが、具に煮干しがあるのと、サンバルソースのうま味も日本人の舌になじみやすく、チャレンジしやすい一品です。
(解説)
日本エスニック協会アンバサダー/All About「マレーシア」ガイド
古川 音(ふるかわ おと)
サンバルソースの量はじぶんで調節できるので、辛いものが苦手な人でも食べやすく、1度食べたらハマった!という日本人の話をよく聞きます。今回ランクインしたのは、マレーシアが世界的に“グルメの国”として認知度を高めてきた、というのも理由に挙げられます。マレーシアの地方都市ペナンは「世界の美食スポット第1位(2014年、英国の旅行ガイド「ロンリープラネット」発表)」に選ばれています。また、ナシレマそのものも「世界のヘルシー朝食9位」にランクイン(2015年、タイム誌発表)し話題になりました。また、日本では、料理研究家のコウケンテツさんがTV番組でナシレマのレシピを紹介したり、最近のココナッツオイルのブームからココナッツミルクレシピの人気が急増。それらの理由で、ナシレマが注目を集めるようになったのでは、と考えられます。
【ソムタム(タイ)】
~バンコクの女性に大人気!タイ東北地方のピリ辛サラダ~
ソムタムは、青いパパイヤのサラダです。臼に、にんにく、ナンプラー、ヤシ砂糖、唐辛子をいれてつぶし、千切りにした青いパパイヤや、トマトなどを入れて和えたもので、辛いのが特徴です。バンコクで食べられているソムタムは「ソムタム・タイ」と言われ、比較的日本で食べられているものと近く、東北地方のソムタムより、一般的に辛さは控えめです。辛さのなかにも酸味と甘みがあり、バンコクでも女性に人気です。ソムタムには、青いパパイヤ以外にも、にんじんのソムタム、きゅうりのソムタム、素麺(カノムチーン)入りソムタム、果物のソムタムなど、バリエーションも豊富です。
(解説)
日本エスニック協会アンバサダー/All About「毎日のタイ料理」ガイド
下関 崇子(しもせき たかこ)
ソムタムは、もともとタイ東北地方の料理で、バンコクでは、地方出身者を中心に食べられている屋台料理でした。しかし、ここ10年ぐらい、バンコクで、おしゃれな東北地方料理のお店が増えて、若者の間で人気になったので、タイ旅行者を中心に飲食機会が増えたと考えられます。
また、タイ料理好きの人は、ソムタムのバリエーションの多さに注目し、バリエーションがまだ日本ではあまり知られていないことから、今後、流行る、定着すると票を入れたのかもしれません。
■「今夏絶対流行るエスニック食ランキング」調査概要
調査期間:5月23日(月)~5月27日(金)
対象 :日本エスニック協会員110名
■一般社団法人 日本エスニック協会について
http://ethnic-as.net/
2014年10月に日本国内においてエスニック文化や食の普及活動を行っているメンバーを中心に結成された団体。エスニック文化や食の魅力を普及させるとともに、日本の伝統的な料理とエスニック文化が融合した新しい食文化「エスニック×日本」を通じた地域活性や、企業・自治体とコラボレートした商品開発・プロデュースなど、様々な文化創造をすることをめざしています。
<概要>
商号 :一般社団法人 日本エスニック協会
理事長:中里 忍
事務局:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-8 エビススバルビル 6F
(オールアバウト内)
設立日:2014年10月29日
・日本エスニック協会アンバサダー(50音順)
氏家 アマラー 昭子(タイ料理)
おきよし(汎地中海料理)
佐藤 わか子(各国料理)
下関 崇子(タイ屋台料理、お惣菜)
シャンカール・ノグチ(インド)
白石 路以(タイ料理ライター)
高岡 朋子(タイ/アジアのホテル)
長澤 恵(タイ料理)
古川 音(マレーシア料理全般)
渡辺 玲(インド/スパイス/カレー)