10月20日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、教会改革推進本部・勅使河原秀行本部長が開いた6度目となる世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の会見を中継。そんな中、『ミヤネ屋』の判断で会見中継が中断されるハプニングが発生した。
元妻が旧統一教会に高額献金をしていたとして、旧統一教会の被害を訴えるために過去に『ミヤネ屋』の取材に応じていた橋田達夫さん(64)。17日の放送回では、教団側からら「メディアを使わないで1対1で話したい」と電話が入り「会えません」と断ったものの、その後、勅使河原氏がアポなしで自宅を訪問してきたと報告。警察に通報したと明かしていた。
勅使河原氏は前回の会見で「私が代わって対応いたします」と話したことから、時間ができた10月16日に会いたいとアポイントをとったが「なぜ1対1である必要があるのか?」「会うにしても1週間後ぐらいにしてほしい、とお断りがあった」と説明。ただ、“高知に行く機会がめったにない・奥様の意見も聞いてみたい”という自分の都合で「予定どおり16日に行った」という。
そして、橋田さんの元を訪れた際のことを「倉庫のようなところにお住まいになってるんだろうと思うんですけど、1メートルぐらい扉が開いていましたので中をそっとのぞいたらいらっしゃったので、自己紹介した」と振り返り、急な訪問に怒った橋田さんがいろんなところに電話をかけ始めたと説明。勅使河原氏の推測では「鈴木エイトさんであったりその他テレビ関係者の方じゃないかと私は推測しますけど」とのことだった。
なお、警察が来るまでの数分間で亡くなられた息子さんのことなどを話したと説明していたが、橋田さん宅の訪問について語る勅使河原氏は終始ニヤニヤしており、ネット上からは「倉庫に住んでる理由は、奥様と離婚しなければならなくなったからよ?笑ってて信じられない」「やべーな。不法侵入したのに笑ってるし倉庫のような家ってなにバカにするのもいい加減にしろ。笑いながら何の会見なの」「統一教会の会見ってすごく不気味」「ご家族が非業の死をされた橋田さんの事を語りながらヘラヘラヘラヘラ笑う。マジで信じられんわ」といった声が噴出している。
その後、勅使河原氏は橋田さんと橋田さんの元妻の言い分が違うということで、元妻から「録画撮りであればそのことを(テレビで)話しても構わない」と言われたとし「本部の地下で撮影したものがございます。これをまず皆様に見ていただきたい」と、会見でその映像を流したというが、『ミヤネ屋』は「今ですね、個人情報に関わる内容があったということでいったん会見からこちらのスタジオに戻させていただきました」と、VRT直前にスタジオ映像に切り替えた。
「この対処について、司会の宮根誠司(59)は『橋田さんの元奥様の証言を今、ここで流す。ただそこには個人情報が入っているので、一度精査をさせていただいて、改めて皆さんにお聞きしていただければと思います』と説明していましたが、この判断は正しい。今回の会見では2世信者を教区長にするとし、20名の2世信者をメディアに出演させていた教団ですが、そこでは個人情報保護やプライシー保護が全く守られていません」(政治記者)
会見が行われている間、『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)に出演していた紀藤弁護士は出演後にツイッターを更新。「結論としてひどい会見。反省のかけらも感じられない。少しでも悪いと思っていればできない会見」と苦言。さらに「世間の批判を交わそうとするためだけの形だけのコンプライアンスの実施であることがますます明らかになった」と旧統一教会に対しあらためて批判していた。
この投稿に紀藤弁護士の元には、「謝罪のかけらもないのが本当に腹立った」「完全に逆効果」「元夫の方のことを思うと居た堪れません」という賛同の声が集まっていた。多くの人にとって、今回の会見は完全に逆効果になったようだ。