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G8からのロシア排除は「間違い」 トランプ氏がG7サミットで主張


トランプ米大統領は、G8からのロシア排除を「大きな間違い」と述べ、中国のG7参加に対しては問題ないとの姿勢を示した。彼は特に、ロシア排除を望んだのは当時のオバマ元大統領とトルドー前カナダ首相だと指摘。但し、トルドーはロシア排除決定時に首相ではなかった。また、トランプ氏は自らの政権が続いていれば、ロシアのウクライナ侵攻は防げたと主張した。今回のG7サミットは、多国間協調の象徴を目指す中で行われており、アメリカの姿勢が注目されている。

 主要7カ国首脳会議(G7サミット)のためカナダ西部カナナスキスを訪れているトランプ米大統領は16日、G8の枠組みからロシアを排除したのは「大きな間違いだった」と持論を語った。中国がG7の枠組みに加わることについて「私は構わない」とも話した。全体討議を前にしたカナダのカーニー首相との会談時に述べた。

 ロシアは2014年にウクライナ領クリミアを一方的に編入した。これを理由に、当時のG8のうち残る7カ国がロシアの排除を決めた経緯がある。

 トランプ氏は「バラク・オバマ(元大統領)とトルドー(カナダ前首相)という人物が、ロシアの排除を望んだ」と主張。ロシアをG8にとどめ、トランプ氏自身が20年の大統領選に勝利していれば、22年のロシアのウクライナ侵攻は「起きなかった」と持論を語った。ただし、トルドー氏がカナダの首相に就任したのは15年11月で、ロシアのG8排除が決まった時期は野党の党首だった。

 トランプ氏は第1次政権(17~21年)の時からロシアの復帰を繰り返し主張してきた。

 今回のG7サミットは第1回会合から50年の節目にあたり、多国間協調に背を向ける米国をつなぎとめ、結束を示せるかが焦点となっている。【バンフ(カナダ西部)八田浩輔】

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