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トランプ氏「仲介から手引くだろう」 ウクライナ停戦で進展なければ


トランプ米大統領は、ロシアとウクライナの停戦交渉が困難を極める場合には、仲介から手を引く可能性を示した。しかし、停戦の実現を目指して双方に圧力をかける意向を示し、交渉の具体的な期限は設けず、早期の合意を目指すと述べた。ルビオ国務長官は、停戦後の対露制裁緩和や、一部ウクライナ領土のロシア支配継続を含む提案を示し、今後数週間以内に停戦成立を目指すとした。トランプ氏は、交渉の進展がないことに不満を示し、主要人物たちへの批判を展開している。

 トランプ米大統領は18日、ロシアとウクライナの停戦交渉について、どちらか一方が停戦を困難にしている場合、「我々は手を引くだろう」と述べ、交渉の仲介をやめる意向を示した。ただ、「そうならないことを望んでいる」とも語り、停戦の実現を目指す姿勢も強調。交渉が停滞する中、トランプ氏は停戦に向けて歩み寄るよう双方に圧力をかけた格好だ。ホワイトハウスで記者団に語った。

 これに先立って、ルビオ国務長官は訪問先のパリで18日、「我々は何週間も何カ月もこの努力を続けるつもりはない」と説明。「数日中」にも仲介を断念する可能性を示唆した。この発言に対し、トランプ氏は「具体的な日数は考えていない。早期に交渉をまとめたい」と述べるにとどめた。

 ブルームバーグ通信によると、ルビオ氏が17日に欧州やウクライナに示した和平に関する提案には、恒久的な停戦実現後の対露制裁緩和や、現在ロシアが占領するウクライナ領土はロシアの支配下にとどまることなどが含まれていたという。米側は数週間以内に停戦を実現したい意向で、来週にもロンドンで会合を開く。

 米側は早期の停戦を目指してロシア、ウクライナ双方と交渉を行っているが、実現の見通しは立っていない。こうした中、「大統領就任後24時間以内」に解決するなどと豪語してきたトランプ氏はいらだちを強めている。

 14日にはロシアのプーチン、ウクライナのゼレンスキー両大統領に加え、「政敵」のバイデン前米大統領の名前を挙げて、「3人のせいで数百万人が死んだ」などと主張。「私はこの戦争とは何の関係もなかったが、死と破壊を止めるために熱心に取り組んでいる」とも訴えた。【ワシントン松井聡】

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