
国際刑事裁判所(ICC、本部オランダ・ハーグ)は12日、強硬な薬物犯罪対策「麻薬戦争」を巡り逮捕されたフィリピンのドゥテルテ前大統領がハーグに到着し、ICCの拘束下に置かれたと声明で発表した。
声明によると、今後、人道に対する罪の疑いでドゥテルテ氏に対する公判前手続きが開かれ、人定や裁判で使用する言語などについて確認するという。
ドゥテルテ氏のフェイスブックページには、ハーグに到着する直前に機内で撮影したとみられる自身の動画が投稿された。ドゥテルテ氏は「長いフライトだったが、私は大丈夫だ。心配しないで」と説明。「長い司法手続きになるが、私は国にために尽くし続ける」と述べた。【バンコク石山絵歩】