聯合ニュースは29日、韓国南西部の務安(ムアン)国際空港で29日午前9時過ぎに発生した181人乗り旅客機の事故について、旅客機は胴体着陸を試みて失敗した模様だと伝えた。韓国政府の事故対策本部によると事故による死者は少なくとも29人となった。
聯合ニュースによると、バンコクを29日未明に出発した済州航空の旅客機は、同日午前8時半ごろ務安国際空港に接近。何らかの原因で車輪が作動せず、一度目の着陸は「ゴーアラウンド(やり直し)」となった。二度目に胴体着陸を試みたが失敗し、滑走路を離脱して外壁に衝突し、炎上したという。
韓国メディアによると旅客機に乗っていたのは乗客175人と乗務員6人の計181人。乗客の国籍別では韓国籍が173人、タイ国籍が2人だった。【ソウル日下部元美】