米疾病対策センター(CDC)は22日、西部コロラド、中西部ネブラスカ両州などで、ファストフード大手マクドナルドのハンバーガー「クオーターパウンダー」を食べた客が腸管出血性大腸菌O157に感染し、少なくとも1人が死亡、10人が入院したと発表した。同社は食材として使われていたタマネギが原因だった可能性があると説明。被害が出た地域周辺で、クオーターパウンダーの提供を一時停止した。
CDCによると、9月27日に最初の感染の報告があり、22日時点で10州で計49人の感染が報告された。食品医薬品局(FDA)の初期調査では、タマネギが原因だと示された。亡くなったのはコロラド州に住む高齢者だった。
CDCは報告数よりも実際の感染者は多い可能性が高いとしている。【ワシントン秋山信一】