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本因坊文裕(もんゆう)(34)=井山裕太九段=に、一力遼棋聖(25)が挑戦する第78期本因坊決定戦七番勝負の第2局(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催、大和証券グループ協賛、本因坊戦能代市開催実行委員会協力)は29日、秋田県能代市の旧料亭金勇で2日目の対局が始まった。
午前9時前に一力棋聖、文裕の順に入室した。1日目の盤面を再現した後、立会の高尾紳路九段(46)が封じ手を開いて「9の五」と読み上げ、文裕が着手し、対局が再開した。
1日目は序盤の比較的穏やかな流れから、午後に入って文裕が中央で仕掛け、上辺にかけて険しい戦いに突入した。一手一手、互いの読みがぶつかる難解な局面で打ち掛けとなっていた。封じ手について、解説の大西竜平七段(23)は「予想していなかった手。一見攻撃的ですが、黒を分断し、多少なりとも具体的な戦果を求めた手です」と語った。【最上聡、武内亮】