米シンクタンク、戦術核再配備の議論提言＝対北朝鮮、拡大抑止強化を

　【ワシントン時事】米シンクタンクの戦略国際問題研究所（ＣＳＩＳ）は１８日、北朝鮮に対する核抑止力を強化するため、将来の韓国への戦術核再配備に関する議論を始めるよう米政府に求めるなどとした政策提言を発表した。北朝鮮の核の脅威に応じて議論を深めれば、圧力強化にもつながると主張している。 　政策提言は、ＣＳＩＳのジョン・ハムレ所長とハーバード大学のジョセフ・ナイ特別功労教授が共同座長を務め、超党派の元政府高官や専門家らが作成に関与した。ロシアのウクライナ侵攻などに伴い朝鮮半島を取り巻く環境も激変する中、米韓同盟や日米韓の防衛協力の強化を訴えている。　【時事通信社】 〔写真説明〕北朝鮮の新型大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）「火星１７」＝２０２２年１１月、平壌（朝鮮中央通信配信）（ＡＦＰ時事）