ウクライナＧＤＰ、３０．４％減＝独立以来最大の落ち込み―２２年

　【ロンドン時事】ウクライナ経済省は５日、ロシアによる侵攻の影響で、２０２２年の国内総生産（ＧＤＰ）が速報ベースで前年比３０．４％減になったと発表した。マイナス幅は当初の想定より小さかったものの、ソ連崩壊に伴う１９９１年の独立以来、最大の落ち込みを記録した。ロイター通信が伝えた。 　ウクライナは世界屈指の農業大国だが、２２年２月下旬に始まったロシアの侵攻で小麦などの輸出が停滞。電力インフラへの攻撃も経済活動に打撃となった。ウクライナのシュミハリ首相は先月、攻撃が続けば、２２年のＧＤＰが最大５０％減になる可能性があると指摘していた。　【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナ・ハリコフ近郊での小麦収穫＝２０２２年７月３０日（ＥＰＡ時事）