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ラマポーザ氏の党首再選焦点=資金疑惑が浮上―南ア与党


 【ロンドン時事】南アフリカの与党アフリカ民族会議(ANC)は、16日から5日間の日程で党大会を開く。ラマポーザ大統領が議長(党首)に再選されるかが最大の焦点。ラマポーザ氏に対しては、多額の現金を隠し持っていた疑惑が浮上しているほか、低迷する経済やエネルギー危機などへの批判も高まっている。  ラマポーザ氏は副大統領時代の2017年、ズマ大統領(当時)の元妻を破ってANC議長となり、翌年に大統領に選出された。ズマ氏が汚職疑惑を受けて辞任したことから、実業家出身のラマポーザ氏には腐敗根絶や経済再生への期待が強かった。  ところが、議長選間近になって浮上したのが資金疑惑だ。現地からの報道によれば、20年2月にラマポーザ氏所有の農場から多額の現金が盗まれたが公表されず、今年6月になって元情報機関トップの告発で明らかになった。「深刻な法令違反の恐れがある」とする独立調査委員会の結論を踏まえ、国会で審議が続いたが、弾劾手続きの開始を求める動議は今月13日、与党の反対多数で否決された。  一方、経済も低迷しており、今年7~9月期の若者の失業率は60%近くに上る。慢性的な電力不足も深刻で、国営電力会社トップが最近、辞任を表明した。  南アでは24年に総選挙を控えているが、ANCは昨年の地方選で民主化後初めて過半数を割り込むなど、支持者離れが顕著。ラマポーザ氏は再選が有力視されているものの、疑惑を払拭(ふっしょく)できないまま党を再生できるかは不透明だ。 【時事通信社】 〔写真説明〕南アフリカのラマポーザ大統領=6日、ケープタウン(EPA時事)
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