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右派の過半数は微妙=連立難航で再選挙の可能性も―イスラエル


 【カイロ時事】イスラエル国会(一院制、定数120)の総選挙は、11月1日の投票まで1週間に迫った。政権復帰を狙うネタニヤフ元首相率いる野党右派リクードが第1党になるとみられるが、右派は宗教勢力と合わせても過半数を確保できるかは微妙。与党側の連立工作も困難な情勢で、与野党とも連立政権を樹立できなければ、再選挙の可能性も浮上する。  複数の世論調査では、リクードが30~34議席で第1党になると予想。ラピド首相が党首を務める与党中道イェシュアティドが23~25議席で続く。  リクードを含む右派・宗教勢力は計59~62議席を獲得するとみられ、政権樹立に必要な61議席以上に達するかは不透明だ。与党側も過半数に届かない見込みで、「明確な勝者」が生まれない可能性がある。  ユダヤ教の祝日が続いたことなどから、選挙戦は18日から本格化した。ラピド氏は、汚職事件の裁判が続くネタニヤフ氏を念頭に「腐敗し、暴力的で、無責任な政治に逆戻りするのか。子供たちの未来のための選択肢をつくるのか」と訴え、支持を呼び掛けた。  一方のネタニヤフ氏は、ラピド氏やガンツ国防相を「左翼」と呼び非難。米紙USAトゥデー(電子版)のインタビューでは、ロシアがウクライナを侵攻した際、両国の仲介を依頼されたと明かし、下野しながらも頼られる「外交力」を誇示した。現政権が否定的なウクライナへの武器供与は「(首相になったら)検討する」と述べた。  イスラエルでは昨年6月、「反ネタニヤフ」を旗印に、イデオロギーの異なる8党が連立を組んで政権交代を果たしたが、基本政策で対立。今年6月に国会が解散された。地元記者は今回の選挙戦について「はっきりした争点はない」と指摘している。 【時事通信社】 〔写真説明〕23日、イスラエル北部ミグダルハエメクで演説するネタニヤフ元首相(左)(AFP時事)
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