starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

再審可否、年度内に判断=東京高裁が意向―袴田事件


 「袴田事件」で死刑が確定した袴田巌さん(86)=釈放=の第2次再審請求差し戻し審で、検察、弁護側を交えた非公開の3者協議が26日、東京高裁であった。弁護団によると、大善文男裁判長は年度内に再審可否を判断する意向を示した。  事件の約1年2カ月後にみそタンクから見つかり、犯行時の着衣とされた衣類の血痕に「赤み」が残るかが争点。弁護団は実験結果から「黒褐色」に変化したとして証拠の捏造(ねつぞう)を指摘し、検察側は「赤みが残る」と主張している。  弁護団によると、11月上旬に裁判長らが検察側による実験を視察し、12月2日までに双方が最終意見書を提出する。弁護側の意見陳述を経て再審の可否が判断される。   差し戻し審では、これまでに専門家の証人尋問が行われ、弁護側の専門家は血中ヘモグロビンの変質により血痕は黒褐色に変わると証言。検察側証人は「赤みが残る可能性がある」としたが、根拠は示さなかった。  弁護団の小川秀世事務局長は3者協議後、「裁判長からは前向きな姿勢が感じられ、期待できる」と述べた。(了)【時事通信社】
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.