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捜索へ「飽和潜水」始まる=海底に沈む船内調査―知床事故


 北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、深い海に潜水士を送り込む「飽和潜水」が19日午後、始まった。船内捜索のため水深約120メートルの海底に潜水士が向かい、行方不明者の手掛かりを探る。  潜水士による船内捜索は初めて。これまで無人潜水機が船内外を調べたが、不明者発見につながる手掛かりは得られなかった。  飽和潜水の資機材を載せた作業台船「海進」は18日夕、網走港(網走市)を出航。19日午前7時ごろ、沈没現場海域に到着した。午後3時半、潜水用の水中エレベーターの降下作業が始まった。  20日にかけて、船内外で行方不明者の捜索をした後、船体引き揚げの可否を判断するための調査をする。   網走港を出航した作業台船内では、潜水士3人が特殊なガスで満たされた加圧室で、水深約120メートルでの高い水圧に体を適応させた。潜水士は約1時間半かけて海底に潜り、1日最大5時間の捜索活動を行う。別の潜水士1人は船上に残り、作業の指揮を執る。  事故は4月23日に発生。これまで14人の死亡が確認され、なお12人が行方不明となっている。空気ボンベによる通常の潜水は水深約50メートルが限界とされており、海上保安庁は専門業者「日本サルヴェージ」と不明者の捜索で契約した。(了)【時事通信社】
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