プーチン氏、武器提供の停止要求＝仏大統領再選後に初会談

　【パリ時事】ロシアのプーチン大統領は３日、フランスのマクロン大統領と電話で会談し、「西側諸国がウクライナへの武器供与を停止することで、残虐行為を阻止できる」と主張した。ロシア大統領府が声明で明らかにした。 　声明によれば、プーチン氏は会談で、ウクライナとの対話にオープンだという姿勢を示す一方、状況改善へ真剣に取り組む用意がウクライナ側にはできていないと非難した。マクロン氏からは、食料安全保障に対する懸念が伝えられたという。 　両首脳の会談は３月２９日以来で、マクロン氏が４月の大統領選で再選されて以降では初めて。マクロン氏は大統領選中、プーチン氏との交渉で成果を挙げられていないことに対する有権者の批判を懸念し、会談を控えていたとみられる。　【時事通信社】